【F1 2021】第7戦フランスGPでフェルスタッペンが今季3勝目

2021.06.21 自動車ニュース bg

F1世界選手権第7戦フランスGPの決勝が、2021年6月20日、フランスのサーキット・ポールリカール(5.842km)を53周して行われた。

モナコ、アゼルバイジャンと2戦続いた市街地コースで苦戦したメルセデスがパーマネントサーキットで息を吹き返し、レッドブルとの2強対決が復活。最後まで拮抗(きっこう)した戦いは、1ストップから2ストップに作戦を変更し、残り2周で見事首位奪還に成功したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの優勝で幕を閉じた。フェルスタッペンにとっては今季3勝目、通算13勝目。レッドブルはモナコから3連勝を飾った。

2位はメルセデスのルイス・ハミルトン。フェルスタッペンの2度目のタイヤ交換以降トップを守っていたが、ロングランを強いられたハードタイヤでは十分にディフェンスできず、最後に力尽きた。

3位はレッドブルのセルジオ・ペレス。前戦のウィナーは、長めの第1スティントが奏功し、1ストップながらメルセデスのバルテリ・ボッタスを表彰台から引きずり下ろすことができた。

そのボッタスはトップから15秒遅れの4位。マクラーレン・メルセデスは、5位ランド・ノリス、6位ダニエル・リカルドとダブル入賞を果たし、コンストラクターズランキングで3位に返り咲いた。

アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは予選順位から1つダウンの7位、アルピーヌ・ルノーのフェルナンド・アロンソは逆にスターティンググリッドから1つ順位を上げて8位だった。ポイント圏外からスタートしたアストンマーティン・メルセデスは2台そろって得点し、予選12位のセバスチャン・ベッテル9位、19位から出走のランス・ストロールは10位でチェッカードフラッグを受けた。

以下、11位カルロス・サインツJr.(フェラーリ)、12位ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ・メルセデス)、13位角田裕毅(アルファタウリ)、14位エステバン・オコン(アルピーヌ)、15位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、16位シャルル・ルクレール(フェラーリ)、17位キミ・ライコネン(アルファ・ロメオ)、18位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、19位ミック・シューマッハー(ハース・フェラーリ)、20位ニキータ・マゼピン(ハース)と全車が完走した。

優勝25点にファステストラップの1点を加え、チャンピオンシップをリードするフェルスタッペンはトータル131点を獲得。ランキング2位ハミルトンは119点で、その差は4点から12点に広がった。これに3位ペレス84点、4位ノリス76点、5位ボッタス59点が続く。

コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル215点、2位メルセデス178点とこちらもギャップは拡大し37点差に。3位マクラーレン110点、4位フェラーリ94点、5位アルファタウリ45点という上位の顔ぶれとなる。

(文=bg)

 
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