【F1 2021】第16戦トルコGPでボッタス今季初V フェルスタッペンがポイント首位に
2021.10.10 自動車ニュースF1世界選手権第16戦トルコGPの決勝が、2021年10月10日、トルコのイスタンブール・パーク(5.338km)を58周して行われた。
予選最速のルイス・ハミルトンは、メルセデスのパワーユニット交換により10グリッド降格で11番グリッドからの出走。小雨が降るなか、代わってポーポジションからスタートしたメルセデスのバルテリ・ボッタスが最後までトップを守りきり、ファステストラップを記録しながら今季初優勝、昨季ロシアGP以来となる通算10勝目を挙げた。
2位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ホンダ最終年の特別カラーリングで臨んだ今回、速さではメルセデスにかなわなかったが、フロントローから2位をキープし続けることはできた。
3位はレッドブルのセルジオ・ペレス。予選6位からスタートで4位に上がると、中盤には追い上げてきていたハミルトンを抑えてフェルスタッペンとチームに貢献。さらに終盤には、フェラーリのシャルル・ルクレールをコース上でオーバーテイクして、第7戦フランスGP以来となるポディウムに立った。
ルクレールはスタート順位からひとつ落ちて4位、ハミルトンは5位でフィニッシュ。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、スタートでの接触によるペナルティーを受けながら6位。マクラーレン・メルセデスのランド・ノリスはグリッドと同じ7位でチェッカードフラッグを受けた。
パワーユニット交換で19番グリッドからオーバーテイクを繰り返してきたフェラーリのカルロス・サインツJr.は8位、アストンマーティン・メルセデスのランス・ストロール9位、そしてアルピーヌ・ルノーのエステバン・オコンは唯一タイヤ無交換を成功させ10位入賞を果たした。
以下、11位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、12位キミ・ライコネン(アルファ・ロメオ)、13位ダニエル・リカルド(マクラーレン)、14位角田裕毅(アルファタウリ)、15位ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ・メルセデス)、16位フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、17位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、18位セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、19位ミック・シューマッハー(ハース・フェラーリ)、20位ニキータ・マゼピン(ハース)と全車完走となった。
262.5点としたフェルスタッペンがポイントリーダーに返り咲き、6点差で2位ハミルトン。その後ろには、3位ボッタス177点、4位ノリス145点、5位ペレス135点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップのトップ5は、1位メルセデス433.5点、2位レッドブル397.5点、3位マクラーレン240点、4位フェラーリ232.5点、5位アルピーヌ104点となる。
(文=bg)