【F1 2021】第17戦アメリカGPでフェルスタッペンがポール・トゥ・ウィン 今季8勝目
2021.10.25 自動車ニュースF1世界選手権第17戦アメリカGPの決勝が、2021年10月24日(現地時間)、アメリカはテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(5.513km)を56周して行われた。
週末を通して40万人が詰めかけた2年ぶりの同GPを制したのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ポールポジションからのスタートで2位に落ちるも、タイヤ交換のタイミングでトップ奪還。終盤にかけて宿敵ルイス・ハミルトンの猛追を受けるも持ちこたえ、今シーズン8勝目、通算18勝目を飾った。
2位はメルセデスのハミルトン。フェルスタッペンより8周分フレッシュなタイヤで逆転を狙ったが果たせず。しかし、ゴールまで緊迫した優勝争いを繰り広げレッドブルを苦しめた。ファステストラップを記録し1点のボーナスポイントを持ち帰った。
3位はレッドブルのセルジオ・ペレス。週末を通じて好調さをキープし、レース中はドリンクボトルの故障というトラブルに見舞われるも、グリッドと同じ3位を守って表彰台を獲得した。
コンストラクターズランキング3位のマクラーレンと4位フェラーリの戦いも白熱。フェラーリのシャルル・ルクレールが予選順位と同じ4位でゴール、マクラーレン・メルセデスのダニエル・リカルドはカルロス・サインツJr.を抜き1つポジションを上げ5位に食い込んだ。パワーユニット交換で9番グリッドに降格したメルセデスのバルテリ・ボッタスを6位に挟み、フェラーリのサインツJr.が7位、マクラーレンのランド・ノリスは8位だった。
9位でレースを終えたのはアルファタウリ・ホンダの角田裕毅で、8月のハンガリーGP以来となる入賞を果たした。そして10位にはアストンマーティン・メルセデスのセバスチャン・ベッテルが入り、最後の1点を手に入れた。
以下、11位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、12位ランス・ストロール(アストンマーティン)、13位キミ・ライコネン(アルファ・ロメオ)、14位ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ・メルセデス)、15位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、16位ミック・シューマッハー(ハース・フェラーリ)、17位ニキータ・マゼピン(ハース)が完走した。
ドライバーズチャンピオンシップは、1位フェルスタッペン287.5点、2位ハミルトン275.5点で、6点の差は12点に拡大した。ランキングは3位ボッタス185点、4位ペレス150点、5位ノリス149点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位メルセデス460.5点、2位レッドブル437.5点で両者のギャップは23点。3位マクラーレン254点、4位フェラーリ250.5点とこちらも3.5点差の接戦だ。5位アルピーヌは今回ノーポイントで104点となる。
(文=bg)