【F1 2022】開幕戦バーレーンGPでルクレール優勝 フェラーリ1-2
2022.03.21 自動車ニュースF1世界選手権開幕戦バーレーンGPの決勝が、2022年3月20日(現地時間)、バーレーン・インターナショナル・サーキット(5.412km)を57周して行われた。
レギュレーションが大幅に変わり「グラウンド・エフェクト・カー」が40年ぶりに復活。新時代に突入したF1は、2年間優勝から遠ざかっていた最古参チームが復活を高らかに告げて幕を開けた。
冬のテストで好調だったフェラーリが、勢いそのままポール・トゥ・ウィン&1-2フィニッシュを達成。シャルル・ルクレールが2019年のイタリアGP以来となる通算3勝目をマーク。カルロス・サインツJr.は初戦で2位表彰台と幸先の良いスタートをきった。
一方、レッドブル・レッドブルパワートレインズ(RBPT)にとっては最悪の開幕戦となった。2021年王者マックス・フェルスタッペンは、2位走行中にマシントラブルで脱落。さらにチームメイトのセルジオ・ペレスも最終周にストップし、2台そろって無得点に終わった。
レッドブルの不運に助けられたのが、テストからニューマシンの帳尻を合わせられずにいたメルセデス勢。ルイス・ハミルトンは3位表彰台、新たに加わったジョージ・ラッセルは4位と、優勝争いに絡めずともダメージを最小にとどめることができた。
2週間前に急ぎF1カムバックが決まったケビン・マグヌッセンは、古巣ハース・フェラーリを5位に導いた。またメルセデスからアルファ・ロメオ・フェラーリに移籍したバルテリ・ボッタスは新天地での初戦で6位入賞を果たした。アルピーヌ・ルノーのエステバン・オコンが7位。アルファタウリRBPTの角田裕毅は8位となり、2年連続で開幕戦でポイントを獲得した。
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは9位、そして今季唯一のルーキーであり中国人初のフルタイムF1ドライバーであるジョウ・グアンユーは、アルファ・ロメオでのデビュー戦で10位入賞となった。
以下、11位ミック・シューマッハー(ハース)、12位ランス・ストロール(アストンマーティン・メルセデス)、13位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)、14位ダニエル・リカルド(マクラーレン・メルセデス)、15位ランド・ノリス(マクラーレン)、16位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、17位ニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーティン)、そして18位ペレス、19位フェルスタッペンという順位となった。
(文=bg)