【F1 2022】第7戦モナコGPでペレスが今季初優勝
2022.05.30 自動車ニュースF1世界選手権第7戦モナコGPの決勝が、2022年5月29日、モナコのモンテカルロ市街地コース(3.337km)を64周して行われた。
レース直前の大雨で1時間以上遅れてスタート。さらには赤旗中断を挟んだため、予定した78周の周回を全うできずに終わった。優勝はレッドブルRBPTをドライブしたセルジオ・ペレス。ピット戦略で3位からトップへ躍り出ると、終盤はタイヤに苦しみながらも後続を抑え切り、今季初、通算3勝目を飾った。
2位はフェラーリのカルロス・サインツJr.。予選2位からその順位をキープしてのゴールとなったが、フェラーリはポールシッターのシャルル・ルクレールが4位フィニッシュとなり、レッドブルに大敗を喫したかたちとなった。
3位はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。この週末はチームメイトにお株を奪われ続けるも、予選4位から3位表彰台、しかもタイトルを争うルクレールの前でゴールできたのだから及第点といったところだ。
予選ではキレた走りでポールを決めたルクレールだったが、レッドブルのピット戦略に屈し4位だった。メルセデスのジョージ・ラッセルがスターティンググリッドからひとつポジションを上げて5位。マクラーレン・メルセデスのランド・ノリスはひとつダウンし6位ゴールとなったが、ファステストラップの1点を持ち帰ることはできた。
アルピーヌ・ルノーのフェルナンド・アロンソ7位、メルセデスのルイス・ハミルトン8位と、元チャンピオンでありモナコウィナーでもある2人が並んでフィニッシュ。アルファ・ロメオ・フェラーリのバルテリ・ボッタス9位、そしてアストンマーティン・メルセデスのセバスチャン・ベッテルが10位に入りポイントを勝ち取った。
以下、11位ピエール・ガスリー(アルファタウリRBPT)、12位エステバン・オコン(アルピーヌ)、13位ダニエル・リカルド(マクラーレン)、14位ランス・ストロール(アストンマーティン)、15位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ・メルセデス)、16位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ)、17位角田裕毅(アルファタウリ)が完走した。
ドライバーズチャンピオンシップ首位はフェルスタッペンが堅持し125点。2位ルクレール116点、3位ペレス110点とトップ3人が僅差の戦いを繰り広げている。4位はラッセルで84点、5位サインツJr.83点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル235点、2位フェラーリ199点、3位メルセデス134点と2強が抜きんでている状況。4位マクラーレン59点、5位アルファ・ロメオ41点と中団勢が並ぶ。
(文=bg)