ポルシェ・カイエン ターボGT(前編)

2022.08.18 谷口信輝の新車試乗 ポルシェの人気車種であるSUV「カイエン」シリーズに追加された、高性能モデル「カイエン ターボGT」。カイエンを所有したこともあるレーシングドライバー谷口信輝は、そのステアリングを握ってどんな印象を抱いたか?

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ポルシェ・カイエン ターボGTは、世界最速の座を狙ったスーパーSUVだ。4リッターV8ツインターボエンジンは「カイエン ターボ」の550PSを90PSも上回る最高出力640PSを発生し、0-100km/h加速は3.3秒、最高速度は300km/hに達するモンスター。さらに注目すべきはニュルブルクリンクでのラップタイムで、全長20.832kmのノルドシュライフェを7分38秒9で走りきり、SUVの公式コースレコードを樹立したという。

そんなカイエン ターボGTに、われらが谷口信輝はどんな評価を下すのか。まずはインテリアの印象から語ってもらおう。
「なんとも言えない高級感が漂っていますねえ。キャビンはアルカンターラだらけですし、シートのレザーもいかにも質が高そう。アクセントとしてゴールドが使われていたり、しゃれたステッチが入っていたりするのもいいですねえ。ただし、ステアリングホイールがアルカンターラ巻きなのは、いつも言っているように僕は苦手です。新しいうちはいいんですが、古くなると握りのあたりがカピカピになってきちゃうんですよねえ」

せっかくなので、そのまま後席に移ってもらうことにしよう。
「あー、クーペなのに後席も広いですね。頭の上には4フィンガー(谷口の指4本分、という意味)の余裕があります。それにしても、クッションがなんとも上質そうなのがいいですねえ」

エクステリアの仕上がりにも、谷口は感心しっぱなしだった。
「まあ、カタチ自体はほかの『カイエン クーペ』と大きくは変わりません。でも、ルーフはカーボン製で、とてもお高そう。リアウイングも、すっごいのが付いていますね。マフラーだって、いかにもただ者じゃないって感じです。しかも、エンジンから2本で出てきたエキゾーストパイプが、途中で4本になって1本になって、最後は2本になって出てくるという凝りよう。それに、どう見てもこれってチタン製ですよね。こんなに高級な素材を使って、手間ひまかけてつくられた排気系は、社外品にだってないはずです」

 
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