フォルクスワーゲンが新型電気自動車「ID.2all」を発表

2023.03.16 自動車ニュース webCG 編集部
フォルクスワーゲンID.2all
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独フォルクスワーゲンは2023年3月15日(現地時間)、新型電気自動車(EV)「ID.2all」のコンセプトモデルを世界初公開した。

「ID.2all」のサイドビュー。Cピラーの意匠が、フォルクスワーゲンの基幹モデル「ゴルフ」を思わせる。
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「フレンドリーなフロントフェイス」も「ID.2all」の特徴のひとつ。
「フレンドリーなフロントフェイス」も「ID.2all」の特徴のひとつ。拡大
新開発プラットフォーム「MEBエントリー」の透視図。フロントに搭載されたモーターを使って、前輪を駆動する。
新開発プラットフォーム「MEBエントリー」の透視図。フロントに搭載されたモーターを使って、前輪を駆動する。拡大
インテリアデザインは、極めてシンプル。スイッチ類の少ない造形となっている。
インテリアデザインは、極めてシンプル。スイッチ類の少ない造形となっている。拡大
 
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荷室の容量は490~1330リッターと公表される。
荷室の容量は490~1330リッターと公表される。拡大
 
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前輪駆動の安価なEV

ID.2allは、2025年に欧州で発売する予定のコンパクトなEV。新開発プラットフォームと新たなデザイン言語に基づく内装・外装が組み合わされており、2万5000ユーロ(約350万円)以下という手の届きやすい価格で販売される点がトピックとなっている。

ID.2allのベースとなる車台は、EV用プラットフォームの最新版となる「MEB Entry(エントリー)」。フロントに最高出力226PSのモーターが搭載され、前輪を駆動する。動力性能は0-100km/h加速が7秒以下、最高速は160km/hで、WLTPモードによる一充電走行距離は最大約450km、高速充電器による残量10%から80%までの充電時間は約20分と公表される。

ID.2allのボディーサイズは全長×全幅×全高=4050×1812×1530mmで、ホイールベースは2600mm。国内で販売されているEV「ID.4」と比べた場合、およそ50cm短く、約4cm幅が狭く、8cmほど低い。全長は内燃機関車の「ポロ」に近いものの、ポロに対しては全幅が6cmほどワイドで、8cmほど背が高い。荷室の容量は490~1330リッターと、ポロや「ゴルフ」をしのぐスペースが確保されている。

エクステリアデザインについては、ゴルフの伝統とされてきたCピラーデザインを、新たな解釈を加えたうえで採用。「親しみやすいフロントフェイス」「適度な躍動感」「時代にとらわれないエレガンス」なども特徴とされている。

上質感を追求したというインテリアは、クラシックなボリュームコントロールを備えた最新のインフォテインメントシステムや、独立型の空調システムなどがセリングポイントとなっている。

フォルクスワーゲンでは、このID.2allを含め、2026年までに10種類の新型EVを発売する予定。2023年に関しては、新型「ID.3」のほか、「ID.Buzz」のロングホイールベースモデルと「ID.7」もリリースする。

同社は2026年にはコンパクトなSUVタイプのEVを発表する計画で、現在はID.2allよりも安価な2万ユーロ(約280万円)を切る価格のEVも開発中。これらの電動化推進により、従来の目標値に対して10%上乗せとなる「欧州におけるEVシェア80%」を目指すという。

(webCG)

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