【F1 2023】第2戦サウジアラビアGPでレッドブルのペレスが今季初勝利
2023.03.20 自動車ニュースF1世界選手権第2戦サウジアラビアGPの決勝が、2023年3月19日(現地時間)、サウジアラビアのジェッダ・コーニッシュ・サーキット(6.174km)を50周して行われた。
2年連続でポールポジションからスタートしたレッドブル・ホンダRBPTのセルジオ・ペレスが今季初優勝し、通算5勝目を飾った。
2位はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。予選中のマシントラブルによる15番手スタートから13もポジションをアップしたことになる。最終ラップでファステストラップを記録しポイントを1点追加、チャンピオンシップでのリードは1点差で保った。またレッドブルは開幕戦に続き1-2フィニッシュを達成した。
3位はメルセデスのジョージ・ラッセル。アストンマーティン・メルセデスのフェルナンド・アロンソが3位でチェッカードフラッグを受けたのだが、スターティングポジションの違反による5秒ペナルティーの受け方が正しくなかったとしてレース後に10秒加算ペナルティーが追加され、結果ラッセルが昇格した。
アロンソは4位に降格、そしてメルセデスのルイス・ハミルトンが5位でフィニッシュ。カルロス・サインツJr.6位、パワーユニット交換による降格ペナルティーで12番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレールが7位と、フェラーリ勢は不発に終わった。その後ろでは、エステバン・オコン8位、ピエール・ガスリー9位とアルピーヌ・ルノーがダブル入賞。ポイント圏最後の10位でチェッカードフラッグを受けたのは、ハース・フェラーリのケビン・マグヌッセンだった。
以下、11位角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)、12位ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、13位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、14位ニック・デ・ブリース(アルファタウリ)、15位オスカー・ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)、16位ローガン・サージェント(ウィリアムズ・メルセデス)、17位ランド・ノリス(マクラーレン)、18位バルテリ・ボッタス(アルファ・ロメオ)が完走した。
ドライバーズチャンピオンシップ上位は、1位フェルスタッペン44点、2位ペレス43点、3位アロンソ27点、4位ラッセル21点、5位サインツJr.20点といった顔ぶれ。コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル87点、2位メルセデス41点、3位アストンマーティン35点、4位フェラーリ26点、5位アルピーヌ8点と続く。
【追加更新】
レース直後に言い渡されたアロンソへの10秒加算ペナルティーが数時間後に取り消しとなった。アストンマーティンが再調査を依頼した結果、レギュレーションの定義に曖昧な部分があったとして裁定が覆った。これによりアロンソは4位から3位、ラッセルは3位から4位にそれぞれ戻った。またドライバーズ、コンストラクターズチャンピオンシップのポイント数も以下のようになった。
ドライバーズチャンピオンシップ
1位フェルスタッペン44点、2位ペレス43点、3位アロンソ30点、4位サインツJr.20点、5位ハミルトン20点、6位ラッセル18点
コンストラクターズチャンピオンシップ
1位レッドブル87点、2位アストンマーティン38点、2位メルセデス38点、4位フェラーリ26点、5位アルピーヌ8点
(文=bg)