【F1 2023】第10戦オーストリアGPでフェルスタッペン今季7勝目
2023.07.03
自動車ニュース
F1世界選手権第10戦オーストリアGP決勝が、2023年7月2日、オーストリアのレッドブル・リンク(4.318km)を71周して行われた。
今季2回目のスプリントウイークでは、レッドブル・ホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンが全セッションをトップで駆け抜けた。これで5月のマイアミGPから5連勝、今シーズン7勝目、通算では42勝目を飾り、アイルトン・セナの記録を抜いて歴代単独5位に躍り出た。またレースのファステストラップも記録し、1レースで獲得できる最大の34点を手に入れた。
2位はフェラーリのシャルル・ルクレール。雨がらみのスプリントでは12位と苦戦するも、予選では2位、レースでもそのポジションをキープし、今年2度目のポディウムにのぼった。
3位はレッドブルのセルジオ・ペレス。予選でまたも失敗し15位に沈んだものの、スプリントで2位、レースでは3位まで挽回し表彰台の一角を勝ち取った。
3番手スタートだったフェラーリのカルロス・サインツJr.は4位、マクラーレン・メルセデスのランド・ノリスは今季ベストの5位、アストンマーティン・メルセデスのフェルナンド・アロンソは6位でレースを終えた。
その後ろにはメルセデス勢が並び、ルイス・ハミルトン7位、ジョージ・ラッセル8位。アルピーヌ・ルノーのピエール・ガスリー9位、アストンマーティンのランス・ストロールは10位入賞を果たした。
以下、11位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)、12位エステバン・オコン(アルピーヌ)、13位ローガン・サージェント(ウィリアムズ)、14位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、15位ニック・デ・ブリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)、16位バルテリ・ボッタス(アルファ・ロメオ)、17位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、18位角田裕毅(アルファタウリ)、19位ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ)が完走した。
ドライバーズチャンピオンシップは、1位フェルスタッペン229点、2位ペレス148点で、フェルスタッペンのリードは81点に拡大。3位アロンソ129点、4位ハミルトン108点、5位サインツJr.86点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップは、今季全勝中の1位レッドブルが377点で首位独走中。2位メルセデス178点、3位アストンマーティン172点と2位争いは僅差だ。4位フェラーリは158点、5位アルピーヌは48点をそれぞれ集めている。
【追加更新】
レース後、アストンマーティンからの抗議を受けて、コースをはみ出した走行、いわゆるトラックリミット違反の詳細な見直しが行われた。
その結果、8人のドライバーに追加ペナルティーが科され、4位だったサインツJr.が6位、7位ハミルトンが8位、9位ガスリーは10位に降格するなど、リザルトが大幅に変更された。
各セッションを通じ、多くのドライバーがトラックリミット違反でペナルティーを受けており、レーススチュワードは「このサーキットのトラックリミットに関する解決策を見つけるよう強く推奨する」としている。
■最終結果
1位フェルスタッペン、2位ルクレール、3位ペレス、4位ノリス、5位アロンソ、6位サインツJr.、7位ラッセル、8位ハミルトン、9位ストロール、10位ガスリー、11位アルボン、12位ジョウ、13位サージェント、14位オコン、15位ボッタス、16位ピアストリ、17位デ・ブリース、18位マグヌッセン、19位角田
■ドライバーズチャンピオンシップ
1位フェルスタッペン229点、2位ペレス148点、3位アロンソ131点、4位ハミルトン106点、5位サインツJr.82点
■コンストラクターズチャンピオンシップ
1位レッドブル377点、2位メルセデス178点、3位アストンマーティン175点、4位フェラーリ154点、5位アルピーヌ47点
(文=bg)