トヨタが電動コンセプトカーの一部デザインを2台同時に公開【ジャパンモビリティショー2023】
2023.10.16 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2023年10月16日、「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開日:10月28日~11月5日)に出展する電気自動車(BEV)のコンセプトモデル「FT-3e」と「FT-Se」のデザインを一部公開した。
FT-3eとFT-SeはいずれもBEVで、前者がSUVタイプ、後者がスポーツタイプである。トヨタは両モデルで電動化や知能化で変わるクルマの未来と、クルマがもたらす新たな体験価値を提案するという。
FT-3eは、「革新技術による新たなドライビング体験と一人ひとりに寄り添うサービスを通じて、日々の生活を豊かに彩る次世代のBEVコンセプトモデル」と紹介される。車内外のデータやエネルギーの移動媒体として社会とつながることで、カーボンニュートラルの実現や、より良い社会づくりへの貢献を目的としている。エクステリアデザインについては、立体を構成する面や線を極力シンプルにしながら、先進感と美しさを両立。ボディーサイド下部からドア上部に沿ってデジタルサイネージを配置し、ドライバーがクルマに近づくとバッテリー残量や車内温度、車内の空気の質などを表示するという。
もう1台のFT-Seは、TOYOTA GAZOO Racingが取り組む「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の思想のもと、カーボンニュートラル時代におけるスポーツカーの選択肢として提案される高性能BEV。主なコンポーネントをFT-3eと共有しながら、操縦安定性や空力性能がさらに追求されている。ソフトウエアのアップデートにより、ドライバーと共に育っていくクルマを目指す。
ワイド&ローのプロポーションに加え、先進的な印象をもたらすワンフォームシルエットで、空気抵抗を低減。直感的な操作を可能とする次世代コックピットにより、運転への一層の没入感を提供する。インパネ上部を低く設定したことによる高い視認性の確保や、走行時に体を保持する新意匠ニーパッドの採用も同モデルの特徴となる。
トヨタでは今後も「クルマを通じた新たな体験価値の詳細を順次公表する」とアナウンスしている。
(webCG)
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