メルセデス・ベンツが7人乗りコンパクトSUV「GLB」の改良モデルを日本に導入
2023.11.17 自動車ニュース 拡大 |
メルセデス・ベンツ日本は2023年11月17日、コンパクトSUV「GLB」の改良モデルを発表。同日、販売を開始した。
内外装のデザインを大幅に変更
メルセデス・ベンツGLBは、取り回しのしやすいボディーサイズで3列7人乗りのシートレイアウトを実現したコンパクトSUVであり、日本へは2020年6月に導入された。
今回の改良では、エクステリアデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムを「Sクラス」などにも採用される最新世代のものにアップデートするなど、機能・装備の拡充が図られている。
エクステリアデザインでは、SUVらしさを強調したという新しいフロントバンパーを採用。特に「AMGラインパッケージ」装着車では、左右に大きな開口部を設けたアグレッシブなデザインとされた。フロントグリルの意匠も変更しており、標準モデルにはメルセデス・ベンツのSUVに共通するルーバーデザインのものを、AMGラインパッケージ装着車には、クローム仕上げのダイヤモンドパターンを施したシングルルーバーのグリルを装着している。またヘッドランプもよりシャープな印象のものにデザインを変更した。
この他の変更点としては、スポーティーさと安定感を重視した新しいデュフューザーや、よりシャープな意匠のLEDコンビランプを採用。標準モデルでは18インチ、AMGパッケージ装着車では20インチとなるホイールのデザインも刷新した。ボディーカラーの設定にも手を入れており、新たに「スペクトラルブルー」「ローズゴールド」の2色を採用している。
一方インテリアでは、ステアリングホイールをメルセデス・ベンツの最新世代のものにアップデートしている。ナビゲーションシステムや液晶メーター、先進運転支援システムなどを操作するステアリングスイッチを備えるほか、運転支援システム使用時のハンズオフ検知機能のため、リムに静電式タッチセンサーを採用。ドライバーが操舵をしていない状態でも、ハンドルを握っているか否かの判別が可能となった。センターコンソールの意匠も変更され、タッチパッドを廃止することで、よりすっきりとしたイメージとしている。
また環境に配慮したマテリアルの導入もトピックとなっており、「レザーARTICO／ファブリック」のシート中央部には、100％再生素材でできたファブリックを採用。「レザーARTICO／MICROCUT」のシートでも、シート表面には65％、内部材料には85％の比率で再生素材を用いたマテリアルを用いているという。
機能・装備の強化もトピック
装備の拡充も図っており、全車に最新世代の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」や、状況によって自動でハイビーム／ロービームを切り替える「アダプティブハイビームアシスト」を標準で採用。メルセデス・ベンツ最新のナビゲーションシステムや、拡張現実技術を用いた「MBUX ARナビゲーション」、プレミアムオーディオの「Burmesterサラウンドサウンドシステム」をオプション設定した。
さらにAMGラインパッケージには、状況に応じて各輪のダンピングを自動調整する「アダプティブダンピングシステム付きサスペンション」や、走行状況に合わせてエンジンサウンドを演出する「スポーティーエンジンサウンド」（「GLB200d 4MATIC」のみ）を追加。アダプティブダンピングシステム付きサスペンションは、ダイナミックセレクトスイッチとも連動しており、ドライバーは状況に応じて、スポーティーな設定と快適性を重視した設定を切り替えることができる。
価格は以下のとおり。
- GLB180：638万円
- GLB200d 4MATIC：694万円
（webCG）
