ピレリの新たなオールシーズンタイヤ「チントゥラート オールシーズンSF3」発売
2024.07.17 自動車ニュース![]() |
ピレリジャパンは2024年7月17日、オールシーズンタイヤの新商品「CINTURATO ALL SEASON SF3(チントゥラート オールシーズンSF3)」の国内導入を発表し、販売を開始した。
ピレリ・チントゥラート オールシーズンSF3は「SF2」の後継にあたる最新のオールシーズンタイヤだ。全サイズ(※発表時のラインナップ)が欧州タイヤラベリングのウエットグリップ性能で「A」を取得し、雪上でのコントロール性は欧州で冬用タイヤとして認められた証しである「3PMSF(スリーピークマウンテンスノーフレーク)」マークが担保。乾燥路面では冬タイヤよりも夏タイヤに近い安定性と静粛性、転がり抵抗を確保したという。
SF2から受け継いだ3Dサイプ入りのアダプティブトレッドテクノロジーは、タイヤライフを通じて雪上でのグリップ力を強化するべくさらなる進化を図っている。トレッドが摩耗するとサイプの形状が直線からジグザグ形状に変化し、雪を捉える表面積が増加。サイプはタイヤが受けるエネルギー量に応じて開閉し、路面に応じて最適な形状に変化する。溝はSF2よりも幅広く、トレッドはより鋭い方向性を持ったパターンに進化。雪上性能とウエット性能の向上に寄与するほか、最適化されたシーランド比によって快適性も向上しており、騒音については欧州タイヤラベリング制度で「A」または「B」を獲得している。
溝の拡大によるデメリットは新素材によって解消。寒冷時でも高い運動性能を維持しながら高温時にも適度な硬さを保つポリマーや低温時のグリップを確保する天然由来の新しい樹脂、ウエットグリップとスノーグリップを両立するリキッドポリマーなどを新規採用している。これらを配合したコンパウンドは高温下でも剛性と安定性、応答性のバランスをキープする一方で、低温環境でも硬化しないため、冬でも同等のグリップ力が得られるという。
日本に導入されるのは16インチから19インチまでの全35サイズで、順次発売予定。オープン価格での販売となる。
(webCG)
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