レーシングドライバー佐藤琢磨も興奮 ブライトリングが機械式腕時計の新製品「トップタイムB31」発表

2025.03.25 自動車ニュース webCG 編集部
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ブライトリング・トップタイムB31(写真はいずれもレザーストラップ仕様のモデル)
ブライトリング・トップタイムB31(写真はいずれもレザーストラップ仕様のモデル)拡大

スイスの時計メーカーであるブライトリングは2025年3月25日、機械式自動巻き腕時計の新製品「TOP TIME(トップタイム)B31」を発表した。

ブレスレット(メタルストライプ)仕様の「トップタイムB31」。文字盤のカラーは写真のブルーのほか、グリーン、ホワイトが選べる。
ブレスレット(メタルストライプ)仕様の「トップタイムB31」。文字盤のカラーは写真のブルーのほか、グリーン、ホワイトが選べる。拡大
裏面はムーブメント「キャリバーB31」が見えるシースルーバックとなっている。
裏面はムーブメント「キャリバーB31」が見えるシースルーバックとなっている。拡大
シンプルな3針式の「トップタイムB31」。3時の位置には拡大ルーペ付きのカレンダーが備わる。
シンプルな3針式の「トップタイムB31」。3時の位置には拡大ルーペ付きのカレンダーが備わる。拡大
発表会には、「ブライトリングの大ファン」というレーシングドライバー佐藤琢磨も来場。右手の薬指にはインディ500のチャンピオンリングが、左手首にはブライトリングのクロノグラフが輝いていた。
発表会には、「ブライトリングの大ファン」というレーシングドライバー佐藤琢磨も来場。右手の薬指にはインディ500のチャンピオンリングが、左手首にはブライトリングのクロノグラフが輝いていた。拡大
佐藤琢磨は、2025年5月(決勝は25日)に開催されるインディ500に参戦予定。3度目の勝利を狙う。
佐藤琢磨は、2025年5月(決勝は25日)に開催されるインディ500に参戦予定。3度目の勝利を狙う。拡大

トップタイムB31は、ブライトリングが4年をかけて新開発したムーブメント「キャリバーB31」を内蔵するニューモデル。自社製ムーブメントとしてはストップウオッチ機能を持つクロノグラフ用ムーブメント「キャリバー01」(2009年)に次ぐもので、同社の未来を切り開く重要な製品と位置づけられる。

キャリバーB31は3針式、つまり時・分・秒(およびカレンダー)のみ表示するタイプのムーブメントで、本体の寸法は直径28mm×厚さ4.8mm。サイズの異なる4種類(38mm/40mm/42mm/44mm)のケースと組み合わせることが可能だ。パワーリザーブ(連続駆動時間)は約78時間と公表されており、外観上は肉抜きされたローターや、構成パーツの一部に見られるペルラージュ仕上げと呼ばれる装飾が特徴。これらのメカニズムと時を刻むアクションは、腕時計裏面のガラス(シースルーバック)を通して見ることができる。

今回発表されたトップタイムB31は、10気圧防水のステンレススチール製38mmケースを持つモデルで、実用性と美を兼ね備える時計とうたわれる。カラーバリエーションは「ブルー」「グリーン」「ホワイト」の全3色。価格はレザーストラップ仕様が81万9500円で、ブレスレット(メタルストラップ)仕様が86万9000円となっている。

正式デビューに先駆けて東京都内で開催された発表会には、レーシングドライバーの佐藤琢磨も姿を見せ、トークショーを展開。過去に2度優勝を遂げ、2025年は16度目の挑戦となるインディ500について、F1よりも30年ほど長い歴史(1911年~)がある点や、1万分の1秒を争うレースのシビアさ、決勝が行われる一日だけで35万人以上の観客を動員する人気ぶりなどを紹介したうえで、「今年はぜひとも、ブライトリングのロゴを胸に表彰台に上がりたい」などと、優勝にかける思いを吐露した。

現役のアスリートとして戦う同氏は、その一方でHRC(ホンダ・レーシング)の一員として若手ドライバーの育成にもあたっている。当日はその活動についても触れ、「モータースポーツは現実的に、極めて豊かな家庭の子弟が幼少期から英才教育を受けて争っている面があるが、そうした境遇にない、たくさんの人がチャンスを得られ、ともにトップを目指せるようになってほしい」などと、夢を熱く語った。

(webCG)