【F1 2025】第11戦オーストリアGPでノリスがポールから今季3勝目、マクラーレン4回目の1-2

2025.06.30 自動車ニュース bg
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F1世界選手権第11戦オーストリアGP決勝が、2025年6月29日、オーストリアのレッドブル・リンク(4.326km)を70周して行われた。

レッドブルの地元で、マックス・フェルスタッペンが1周目に追突されてリタイア。気落ちしたフェルスタッペンの応援団“オレンジアーミー”の目の前では、パパイヤオレンジの2台が圧倒的な速さで後続を引き離しにかかった。

気温30度、路面温度50度という暑さのなか、マクラーレン・メルセデス同士の戦いも熱を帯びた。今季3回目、通算12回目のポールポジションからトップを走るランド・ノリスと、スタートで2位に上がった予選3位のオスカー・ピアストリ。レース序盤は2台が激しいつばぜり合いを繰り広げ、中盤には5秒程度のギャップが築かれたものの、残り10周を切ったところで2秒以下にまで接近。しかしノリスがリードを失うことはなく、真っ先にチェッカードフラッグをくぐり抜けたのだった。

オーストリアで絶好調だったノリスにとって今シーズン3勝目、通算7勝目。前戦カナダGPではチームメイトのピアストリに追突して無得点に終わっていただけに、そのミスを挽回する勝利となった。

2位にはポイントリーダーのピアストリが入り、マクラーレンは今年4回目の1-2フィニッシュを達成した。

3位はフェラーリのシャルル・ルクレール。予選でこそ2位に食い込んだものの、レースではスタートで3位に落ちると、前後に敵のいない孤独な走行に終始した。

ルイス・ハミルトンは、フェラーリ移籍後最高の予選4位から4位フィニッシュ。前戦カナダGPのウィナー、メルセデスのジョージ・ラッセルも予選5位からそのままの順位でゴールした。

6位はレーシングブルズ・ホンダRBPTのリアム・ローソンだった。予選ではレッドブル系列の4台中トップとなる6位、レースではライバルより1回少ない1ストップで走り切り、キャリア最高のリザルトを手にした。

アストンマーティン・メルセデスのフェルナンド・アロンソは、3戦連続入賞となる7位。その後ろには、シーズン中盤のアップデートから快調なキック・ザウバー・フェラーリの2台が続いた。新人ガブリエル・ボルトレートは、得意のコースでキャリア初の予選トップ10入りを果たし8位、レースでもそのポジションを守りうれしい初入賞。またチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは、11ものポジションアップで9位となった。

入賞圏最後の10位は、ハース・フェラーリのエステバン・オコンだった。

以下、11位オリバー・ベアマン(ハース)、12位アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、13位ピエール・ガスリー(アルピーヌ・ルノー)、14位ランス・ストロール(アストンマーティン)、15位フランコ・コラピント(アルピーヌ)、16位角田裕毅(レッドブル)が完走した。

ドライバーズチャンピオンシップは、1位ピアストリ216点、2位ノリス201点で、22点あった差は15点に縮まった。3位フェルスタッペンは155点のまま、4位ラッセル146点、5位ルクレール119点と続いている。

コンストラクターズチャンピオンシップは、1位マクラーレン417点、2位にはフェラーリが上がり210点、3位メルセデス209点、4位レッドブル162点、5位ウィリアムズ55点といった上位のオーダーとなる。

次の第12戦イギリスGP決勝は、7月6日に行われる。

(文=bg)

F1第11戦オーストリアGPを制したマクラーレンのランド・ノリス。(Photo=McLaren)
F1第11戦オーストリアGPを制したマクラーレンのランド・ノリス。(Photo=McLaren)拡大

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