ルノー・グランカングー クルール(前編)

2026.08.09 ミスター・スバル 辰己英治の目利き 辰己 英治工藤 貴宏 スバル&STIで、長年にわたりクルマの走りを鍛えてきた辰己英治さん。その彼が今回試乗するのは、まさかの「ルノー・カングー」、それもロングボディーの「グランカングー」だ。ミスター・スバルの目に、フランス発の“商用車”はどのように映るのだろうか?
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フランスでは“プロのためのクルマ”

本来は単なる商用車なのだけど、日本には熱狂的なファンが多く存在する。それがルノー・カングー/グランカングーだ。日本仕様は内装を上質に仕立てた乗用仕様になっているが、設計そのものは商用車である。そんなクルマを、かつてスバルの実験部で“走り”を鍛えてきた辰己英治さんは、どう判断するだろうか?

――今日はルノー・カングーです。辰己さんとカングーの関わりはなかなかイメージできないのですが、これまで接したことはありますか?

辰己:乗るのは初めてです。これはヨーロッパへ行くとよく見かける、配達のバンですよね。日本でいえば「トヨタ・ハイエース」のような立ち位置でしょうか。今日のクルマはずいぶんボディーが長い気がするけれど。

――これは普通のカングーに対して車体を420mm延長したグランカングーです。ホイールベースを385mm伸ばし、スライドドアの開口幅も広げ、3列目シートを追加しているのが特徴ですね。トランスポーターとしては、より荷物がたくさん積めるのがメリットです。

辰己:エンジンは1.3リッターのガソリンターボでしたっけ?

――ですね。トランスミッションは7段のデュアルクラッチ式AT(DCT)です。

 
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