ポルシェ911カレラT(前編)
2026.07.12 ミスター・スバル 辰己英治の目利き スバル&STIでクルマの走りを鍛えてきた辰己英治さん。そんな彼が今回試乗するのはポルシェが誇るスポーツカーの代名詞「ポルシェ911」の、しかも操る楽しさを追求したグレード「カレラT」だ。その走りは、ミスタースバルの目にどう映ったのだろうか?今や貴重な、MTで遊べる「911」
今どきのクルマはMT(マニュアルトランスミッション)が選べないのが“当たり前”で、それはスポーツカーのメートル原器とも言われるポルシェ911とて例外ではない。一般的なグレードではMTの用意がないのだ。そんななか、MTが搭載される数少ないグレードがカレラTである。今回、辰己英治さんが試乗したのは、そんなポルシェ911カレラTだ。かつてスバルの実験部で、初代「レガシィ」をはじめとするモデルの走りを鍛えてきた辰己さんは、スバル車と同じく水平対向エンジンを積むモデルに、何を感じるだろう?
辰己:911か、楽しみだなあ。MTなんですね。
――MTですね。同じ現行992型のカレラTでも、前期型のMTは7段だったんですが、マイナーチェンジを経た後期型では、新設計のギアボックスを搭載して6段になりました。ポルシェもマニュアルを選べるクルマがどんどん減ってきて、いまは「MTが選べる」というだけでニュースになる時代ですね。
辰己:エンジンはターボですよね。
――3リッターターボです。394PSあります。
辰己:インテリアはちょっと昔風の雰囲気が残っていますね。水平基調のダッシュボードといい、液晶になったとはいえ5連のメーター表示も用意されているし、30年前、40年前のポルシェ911のイメージは残っています。こういうのは大事ですね。
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