第15戦日本GP決勝結果【F1 2012 速報】
2012.10.07 自動車ニュース【F1 2012 速報】第15戦日本GP、ベッテル圧勝、小林3位で初表彰台
F1世界選手権第15戦日本GP決勝が、2012年10月7日、三重県の鈴鹿サーキット(5.807km)を53周して行われた。
昨年はここ鈴鹿で2年連続となるタイトルを決めたレッドブル・ルノーのセバスチャン・ベッテルが、4年連続となるポールポジションから圧勝。今季3勝目をあげた。
ポイントリーダーであるフェラーリのフェルナンド・アロンソが0周リタイア、無得点に終わったことで、ランキング1位アロンソと2位ベッテルの間にあった29点の差は一気に縮まり、4点差となった。
2位はフェラーリのフェリッペ・マッサ。アロンソが去った後に一人気を吐き2位までジャンプアップ、ベッテルを追いつめようとしたがレッドブルをとらえることはできず。しかし2010年韓国GP以来となる、自身久々のポディウムにのぼった。
そして3位に入ったのは、ザウバー・フェラーリの小林可夢偉だ。3番グリッドからスタートで2位に上昇。ピットストップのタイミングでマッサに先を越され3位に落ちたものの、レース終盤のジェンソン・バトンの激しい追撃をかわし、見事自身初表彰台を勝ち取った。日本人ドライバーによる日本GP表彰台は、1990年に鈴木亜久里が3位でゴールして以来となる快挙だ。
マクラーレンのバトンが4位。最後の緩慢なピットストップが足を引っ張るかっこうで、ポディウムに0.5秒足らなかった。予選から調子を崩し9番グリッドからスタートしたマクラーレンのルイス・ハミルトンが5位フィニッシュ、オープニングラップでアロンソと接触、ポイントリーダーをリタイアに追い込んだロータス・ルノーのキミ・ライコネンは6位でチェッカードフラッグを受けた。
フォースインディア・メルセデスのニコ・ヒュルケンベルグが7位入賞、ウィリアムズ・ルノーのパストール・マルドナド8位、そしてフロントロースタートをロータスのロメ・グロジャンに追突され台無しにされたレッドブルのマーク・ウェバーは9位でフィニッシュした。10位にはトロロッソ・フェラーリのダニエル・リチャルドが入り最後の1点を手に入れた。
以下、11位ミハエル・シューマッハー(メルセデス)、12位ポール・ディ・レスタ(フォースインディア)、13位ジャン=エリック・ベルニュ(トロロッソ)、14位ブルーノ・セナ(ウィリアムズ・ルノー)、15位ヘイキ・コバライネン(ケイターハム・ルノー)、16位ティモ・グロック(マルシャ・コスワース)、17位ビタリー・ペトロフ(ケイターハム)、18位ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRTコスワース)、19位グロジャン(ロータス)が完走となった。
いよいよアロンソの強運もつきてきたか。チャンピオンシップテーブルの最上に居座るフェラーリのエースは、3連覇をもくろむランキング2位のベッテルに4点差まで詰め寄られた。残る5戦、劣勢否めないスクーデリアのマシンでアロンソはどこまで強敵に対抗できるか?
ランキング3位のライコネンは、ベッテルから離れること33点の157点、4位ハミルトンは152点で、タイトル争いはアロンソとベッテルに絞られつつあるようにみえる。
コンストラクターズチャンピオンシップでは、1位レッドブル324点、2位マクラーレン283点で、レース前に36点あった差は41点に広がった。3位フェラーリは263点、4位ルノー239点。そして5位メルセデス136点の20点後方に、6位ザウバーが迫ってきた。
(文=bg)
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