最先端の自動車技術に触れられる! マジメでマニアックなショー「人とくるまのテクノロジー展2008」開幕
2008.05.21 自動車ニュース最先端の自動車技術に触れられる! マジメでマニアックなショー「人とくるまのテクノロジー展2008」開幕
2008年5月21日(水)、神奈川県のパシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展2008」が幕を開けた。
■無料で見られる最新技術
最新の自動車技術を一堂に集め、展示する毎年恒例の「人とクルマのテクノロジー展」。きわめて真面目な自動車技術展であるが、ここ数年は毎回拡大傾向にあり、17回目を迎えた今年は過去最多となる392社が出展した。出展会社は自動車メーカーをはじめ、部品メーカー、材料メーカー、計測・解析機器メーカーなどで、海外からの参加も少なくない。
思い返せば、昨年「レクサスLS600h」が世界初採用した「LEDヘッドライト」や、先ごろヨーロッパでレガシィに積まれてデビューしたスバルの「水平対向ディーゼルエンジン」を筆者が初めて見たのは、このショーの会場だった。前者は3年前、後者は昨年のことだが、こうした最新技術に触れられるのが、このショーの最大の魅力である。
■やはり燃費は外せない
出展各社のブースでは、それぞれ自慢の最新技術を展示しているわけだが、そのほかに主催団体である「自動車技術会」による特別企画展示も行われている。
今回のプログラムは、昨今の燃料価格の高騰を反映してか「燃費をよくする最新技術」で、各社の最新エンジンなどが展示されていた。もうひとつは「最新 くるまの運転教室」で、ABS体験試乗デモンストレーションやESC同乗体験デモンストレーションなどが実施されている。
また、メイン会場に隣接したアネックスホールでは、各種のフォーラムが開催されている。目についたテーマを2、3挙げると、「感性価値時代のデザインと企業ブランド」「ディーゼル乗用車の期待と課題」「自動車材料の最前線」などなど。さらにスバル、ホンダ、ヤマハによるモータースポーツ関連技術のフォーラムも行われる。
この「人とクルマのテクノロジー展2008」は、5月23日(金)まで開催されている。開場時間は10時から17時まで、会場で参加登録をすれば入場は無料で、フォーラムの聴講も無料でできる。
詳しくは公式サイトhttp://www.jsae.or.jp/expo/まで。
(文と写真=田沼 哲)
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