東京ミッドタウンに珠玉の名車が集結!
2007.10.26 自動車ニュース東京ミッドタウンに珠玉の名車が集結!
2007年10月26日、東京・赤坂の東京ミッドタウンにおいてクラシックカーコンクール「東京コンコース・デレガンス」が開かれた。
■「東京コンコース・デレガンス」初開催
古くは1920年代のフランスで、カスタムメイドされた自動車の美を競う上流階級の遊びとして始まったコンコース(コンクール)・デレガンス。現在では、北イタリアのコモ湖で開催される「ヴィラデステ・コンコルソ・デレガンツァ」と、アメリカ西海岸の「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」が有名で、それぞれ歴史と格式を誇っている。今回が1回目となる「東京コンコース・デレガンス」も、そうした本格的なコンクールイベントを目指して企画されたという。
メイン会場となった東京ミッドタウンの芝生広場には、1910年から71年までに作られた珠玉の名車33台が並べられた。それら参加車両は製作年代によって4つのクラスに分けられ、美しさやオリジナリティ、コンディションなどを競うというわけである。
主な出展車両をクラス別に紹介すると、1910〜30年の「クラスA:Vintage」では、今回の参加車両中最古のモデルである「ロールス・ロイス・シルバーゴースト」や、木製ボディを持つ「ドラージュDIトーペード・スポーツ」など。1931〜45年の「クラスB:Classic」では「ベントレー 3-1/2 リッター」や「ブガッティ・タイプ57」など。1946〜60年の「クラスC:Post-war Classic」では「ドライエ135Mカブリオレ」や「メルセデス・ベンツ300Scカブリオレ」など。そして1961〜75年の「クラスD:Modern Classic」では「ランボルギーニ350GTV」や「ファセル・ベガ・ファセルII」といったところである。
■そうそうたる顔ぶれの審査委員
いっぽうそれら参加車両を審査する特別審査委員も、特別審査委員長の小林彰太郎氏をはじめ徳大寺有恒氏、中村史郎氏(日産自動車 常務執行役員)、パトリック・ル・ケモン氏(ルノー デザイン担当上級副社長)ら、そうそうたる顔ぶれが名を連ねた。
また、メイン会場である芝生広場のほかにも、東京ミッドタウン内に3つのサブ会場が設けられ、そちらには希少なコンセプトカーやミュージアム所蔵車両など計20台が展示されている。
この「東京コンコース・デレガンス」、10/27日(土)の11:00〜17:00は一般公開(無料)される。これだけの名車を一度に拝む機会はめったにないであろうから、都合がつく方は足を運んでみてはいかがだろうか。なお、会場には先着200名の来場者による人気投票、スタンプラリー(有料)、ジョー・ホンダ氏の写真教室(有料)といったプログラムも用意されている。詳しくは公式サイトをご覧されたし。
(報告=田沼 哲)
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