【F1 2006】スーパーアグリ、2007年はタクマとアンソニーのコンビで
2006.11.16 自動車ニュース【F1 2006】スーパーアグリ、2007年はタクマとアンソニーのコンビで
スーパーアグリF1チームは、2006年11月15日、来シーズンのドライバーラインナップを発表した。エースの佐藤琢磨とコンビを組むのは、かつてイギリスF3でチームメイトとしてともに戦ったアンソニー・デイヴィッドソンだ。
1978年生まれのデイヴィッドソンにとって、2007年はF1初フル参戦の年となる。
2001年、名門シリーズのイギリスF3で佐藤と同じチームに所属し、佐藤に続くランキング2位の座を手に入れた。
同年、BARホンダ(現ホンダ)のテストドライバーとなったが、その後はBAR時代を含むホンダにテスト、サードドライバーとして在籍したものの、なかなかレギュラーシートを得る機会に恵まれなかった。
それでも、2002年ハンガリー、ベルギーGPにはミナルディから、2005年マレーシアGPにはBARホンダからスポット参戦。いずれもリタイアに終わったが、ドライバーとしての能力には定評があり、だからこそホンダは長期にわたり手元においておきたかったのだろう。
同じホンダ系のスーパーアグリで、デイヴィッドソンのGPキャリアが本格始動することになる。
いっぽう、井出有治、山本左近と、若手日本人ドライバーにステアリングを託したスーパーアグリだったが、日本人コンビというコンセプトにはとりあえずピリオドを打つ。実利を重んじた、ということなのだろうか。
(webCG 有吉)
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