WRC開幕戦モンテカルロ、ロウブが優勝【WRC 04】
2004.01.26 自動車ニュース【WRC 04】WRC開幕戦モンテカルロ、ロウブが優勝
世界ラリー選手権(WRC)の2004年シーズン開幕戦モンテカルロ・ラリーが、2004年1月23日から25日にかけて、フレンチアルプスを舞台に行われた。シトロエン「クサラWRC」駆るセバスチャン・ロウブが初日から他を引き離し、モンテカルロ2連覇を飾った。
2位マルコ・マルティン、3位フランソワ・デュヴァルと、フォード「フォーカスRS WRC」が2-3フィニッシュし、ブルーオーヴァルをマニュファクチャラーズランキング首位に導いた。
名マシン「206」からニューマシン「307 WRC」にスイッチしたプジョーは、マーカス・グロンホルムが4位、フレディ・ロイクスが5位でゴール、デビュー戦でまずまずの結果を残した。
1年の“休養”を経てWRC復活を遂げた三菱「ランサーWRC04」は、エースのジル・パニッツィが6位のポジションをゲットし、三菱に久々の得点をもたらした。2003年チャンピオン、ペター・ソルベルグのスバル「インプレッサWRC2003」は、コースオフによるダメージがたたり7位、低調な出足となった。
初日序盤こそスロースタートだったロウブだが、この日最後のステージでトップを奪うと、追い上げるフォード勢をものともせずに圧勝した。
マルティンが2位で終わり、フォーカスにとって上々な滑り出し。特に3位に入った23歳のベルギー人デュヴァルの好走が一際光っていた。
ワークス体制で復帰した三菱は、ジャンルイジ・ガリがSS5でコースアウトし早々にリタイア。残るパニッツィは、ハンドリングに問題を抱えながら、何とかソルベルグを抑えきった。
2004年のWRCは、メキシコ、日本を加えた全16戦で争われる。次戦は、2月6〜8日に開かれるスウェディッシュ・ラリーだ。
(webCG 有吉)
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