BYDがBEV「シール」の一部仕様を変更 後輪駆動車は500万円を切る新価格に

2025.10.21 自動車ニュース webCG 編集部
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!

BYDオートジャパンは2025年10月21日、電気自動車(BEV)「BYD SEAL(シール)」の一部仕様を変更し、新価格を適用すると発表した。後輪駆動車は500万円を切る価格となり、同年10月30日に販売を開始する。

BYDシールは、2024年6月に上陸したセダンタイプのBEV。「先進的なバッテリー技術」と「最新のEVプラットフォーム(e-プラットフォーム3.0+CTB構造)」「安全・快適装備」「スタイリッシュなデザイン」「長い航続距離(後輪駆動車の一充電走行距離640km)」「価格を超える装備」などをセリングポイントとし、導入当初の価格は後輪駆動車が528万円、四輪駆動車が605万円とされた。

今回の一部仕様変更では、内外装のアップデートに加え、エアコンの冷却・静粛性の向上や「Apple CarPlay」のワイヤレス接続への対応、V2Hの効率向上といった機能面の強化がうたわれる。

エクステリアでは、新デザインの19インチアルミホイールを採用し、リアエンブレムを「BYD SEAL」から「SEAL」に変更。四輪駆動車では赤く塗装されたブレーキキャリパーが採用された。インテリアでは、ガラスルーフの電動サンシェードと運転席のサングラスケースを全車に標準装備としている。

また、これまで四輪駆動車のみが装着していた機械式油圧可変ダンパーを後輪駆動車で標準装備とし、四輪駆動車には新たに電子制御式サスペンション「DiSus-C」が採用された。DiSus-Cは従来の機械式油圧可変ダンパーに比べ、よりきめ細かな減衰力制御が可能。滑らかな乗り心地と高い操縦安定性を両立したという。

価格は後輪駆動車の「シール」が495万円、四輪駆動車の「シールAWD」が572万円。

アップデートモデルの導入記念として、2025年12月末までに成約・登録完了のユーザーを対象に、ETC車載器とドライブレコーダー、BYD Wall box EV用壁掛け式AC充電ボックス3kW用+取り付け費用サポート8万円、リアスポイラー+ブラックエンブレム(シールAWDのみ)の購入特典も用意されている。

(webCG)

BYDシール
BYDシール拡大

関連キーワード:
シール, BYD, 電気自動車, 一部仕様変更, 価格改定, 自動車ニュース