【F1 2022】第11戦オーストリアGPでルクレールが今季3勝目
2022.07.11 自動車ニュースF1世界選手権第11戦オーストリアGPの決勝が、2022年7月10日、オーストリアのレッドブル・リンク(4.318km)を71周して行われた。
予選でポールポジションを獲得、そして今季2回目のスプリントでも優勝したのはレッドブルRBPTのマックス・フェルスタッペンだったが、レースでは強敵フェラーリのシャルル・ルクレールに何度もぶち抜かれることになる。
ルクレールは、スロットルペダルが戻らないトラブルを抱えながらもトップでチェッカードフラッグを受け、4月の第3戦オーストラリアGP以来となる今季3勝目、通算5勝目を飾った。
2位でゴールしたのはフェルスタッペン。タイヤのデグラデーションに苦しみ、ルクレールには抜かれ、またカルロス・サインツJr.のフェラーリにも2位の座を脅かされたが、サインツJr.のマシンがリタイアしたことで辛くもそのポジションをキープできた。
3位はメルセデスのルイス・ハミルトン。フェラーリ、レッドブルからは大きく離されたものの、復調著しいチームで3戦連続の3位表彰台となった。
メルセデスのジョージ・ラッセルは、レッドブルのセルジオ・ペレスとの接触でペナルティーを受けながら4位、アルピーヌ・ルノーのエステバン・オコンは5位でフィニッシュした。そして前戦イギリスGPで初入賞を果たしたハース・フェラーリのミック・シューマッハーがここでも健闘し、キャリア最高の6位でレースを終えた。
マクラーレン・メルセデスのランド・ノリスは10番グリッドから7位、ハースのもう1台、ケビン・マグヌッセンは8位、マクラーレンのダニエル・リカルド9位、そしてアルピーヌのフェルナンド・アロンソが10位に入り、それぞれポイントを持ち帰った。
以下、11位バルテリ・ボッタス(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、12位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)、13位ランス・ストロール(アストンマーティン・メルセデス)、14位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ)、15位ピエール・ガスリー(アルファタウリRBPT)、16位角田裕毅(アルファタウリ)、17位セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が完走した。
ドライバーズチャンピオンシップは、1位フェルスタッペン208点、2位に上がったルクレールは170点。今回無得点だった3位セルジオ・ペレスは151点、同じくノーポイントの4位サインツJr.は133点のままで、5位ラッセルが128点を獲得している。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル359点、2位フェラーリ303点、3位メルセデス237点とトップ3がその他を大きく引き離す一方、4位マクラーレンと5位アルピーヌはともに81点で肩を並べている。
(文=bg)