【F1 2022】第21戦サンパウロGPでラッセル初優勝、メルセデス1-2
2022.11.14 自動車ニュースF1世界選手権第21戦サンパウロGPの決勝が、2022年11月13日、ブラジルはサンパウロにあるアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(4.309km)を71周して行われた。
今年3度目のスプリントを制し、最前列からスタートしたメルセデスのジョージ・ラッセルが真っ先にチェッカードフラッグを受け、自身81戦目にして初優勝を飾った。またレースでのファステストラップも記録したことで、週末に取り得る最大ポイントを獲得することができた。
2位にはルイス・ハミルトンが入り、メルセデスは今季初勝利を1-2という最高のかたちで決めた。
3位はフェラーリのカルロス・サインツJr.。スプリントで2位、パワーユニット交換で5グリッド降格となり、7番グリッドからスタートして表彰台まで挽回した。
シャルル・ルクレールが4位でフィニッシュしフェラーリは3-4。アルピーヌ・ルノーは、フェルナンド・アロンソ5位、エステバン・オコン8位でポイントを稼ぎ、最大のライバルであるマクラーレンが2台ともリタイアしたことでポイント差を拡大することができた。
レッドブルRBPTは、マックス・フェルスタッペン6位、セルジオ・ペレス7位と不本意な結果に。フェルスタッペンはハミルトンとの接触で大きく後退、ペレスはレース終盤のセーフティーカー明けに不利なミディアムタイヤを履いていたことでポディウムから脱落した。
そしてアルファ・ロメオ・フェラーリのバルテリ・ボッタスが9位、アストンマーティン・メルセデスのランス・ストロールが10位でゴールし、それぞれポイントを手にした。
以下、11位セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、12位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ)、13位ミック・シューマッハー(ハース・フェラーリ)、14位ピエール・ガスリー(アルファタウリRBPT)、15位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)、16位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、17位角田裕毅(アルファタウリ)が完走した。
すでにタイトルを決めているフェルスタッペンはポイントを429点まで積み上げた。ルクレールとペレスが290点で並ぶも、勝利数の違いでルクレールがドライバーズチャンピオンシップ2位。4位ラッセル265点、5位には240点でハミルトンがつけている。
コンストラクターズランキングは、チャンピオンのレッドブルが719点。フェラーリは524点で2位を守るも、3位メルセデスとの差は19点に詰まった。4位アルピーヌは167点となり、5位マクラーレンとのギャップは19点となって最終戦アブダビGPへと向かう。
(文=bg)