「ポルシェ・カイエン/カイエン クーペ」の改良型が日本上陸
2023.04.19 自動車ニュース![]() |
ポルシェジャパンは2023年4月18日、大幅な仕様変更が施された「カイエン」「カイエンEハイブリッド」「カイエンS」「カイエン クーペ」「カイエンEハイブリッド クーペ」「カイエンSクーペ」の導入を発表。同日、予約注文の受け付けを開始した。
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「ポルシェ史上、最大級の広範な製品アップグレード」を実施したとうたわれる、改良型カイエン。
そのハイライトとしてはまず「デジタル化」が挙げられている。インフォテインメントシステムは全面的に見直され、スイッチ類をステアリングホイール周辺に集中させるなどして、ドライバーを中心とした操作ができるようになった。これにともない、センターコンソールには小物入れスペースと大型エアコンコントローラーがレイアウトされている。
コックピット周辺では、曲線を描く自立型デザインのフルデジタル12.6インチメーターパネルも新しい。さらに、12.3インチのポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)センターディスプレイも搭載。助手席前方に配置される10.9インチディスプレイでは、パフォーマンスデータの表示、インフォテインメントシステムの独立した操作などが可能となっており、助手席での走行体験が豊かになるとアピールされている。空気中の微細な粉じんのセンシングや、イオナイザーで空気中の雑菌や汚染物質を除去できるエアコンもセリングポイントのひとつだ。
一方外観は、アーチをいっそう強めたフェンダーや新デザインのボンネットなどにより、一段とワイド感が強調された。灯火類はマトリックスLEDヘッドライトが標準で、ビームの自動調節により他車のドライバーの幻惑を防ぐHDマトリックスLEDヘッドライトもオプション設定される。テールライトやナンバープレートホルダーを一体化した新しいリアエプロンなども特徴のひとつ。さらに、車両重量を最大33kg削減する軽量スポーツパッケージ(カイエン クーペ用)や、新デザインの20インチ/21インチ/22インチホイールも用意される。
シャシーについては、ポルシェアクティブサスペンションマネジメントシステム(PASM)を含むスチールスプリングサスペンションを装備。2バルブテクノロジーを採用したことで、特に低速走行時の快適性、ダイナミックなコーナリング時のハンドリング、およびピッチとロールのサポートが向上したとされる。さらに、オンロードとオフロードでのハンドリングを向上させる新しいアダプティブエアサスペンションも選択可能。ノーマル、スポーツ、スポーツプラスといった走行モードによる違いもより明確にしたという。
パワーユニットは、カイエンが最高出力353PS(従来型より13PS増し)、最大トルク500N・m(同50N・m増し)を発生する3リッターV6ターボエンジンを搭載。カイエンSには、従来のV6エンジンに代えて、ポルシェが開発した4リッターV8ツインターボエンジン(最高出力474PS、最大トルク600N・m)が採用されている。
カイエンEハイブリッドは3リッターV6エンジンにモーターを組み合わせ、システム最高出力470PSを発生。高電圧バッテリーの容量を17.9kWhから25.9kWhに増大したことで、最長90km(WLTPモード)のEV走行が可能となっている。
ラインナップと価格は以下のとおり。ハンドル位置は右のみとなる。
【カイエン】
- カイエン:1198万円
- カイエンEハイブリッド:1395万円
- カイエンS:1561万円
【カイエン クーペ】
- カイエン クーペ:1273万円
- カイエンEハイブリッド クーペ:1440万円
- カイエンSクーペ:1644万円
(webCG)
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