【F1 2024】第10戦スペインGPでレッドブルのフェルスタッペンが今季7勝目
2024.06.24 自動車ニュースF1世界選手権第10戦スペインGP決勝が、2024年6月23日、スペインのサーキット・デ・バルセロナ・カタルーニャ(4.657km)を66周して行われた。
ヨーロッパ3連戦の初戦、首位快走の王者にチャレンジャーが食い下がるも、逆転とはならなかった。2番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンが、背後から追い上げるランド・ノリスを抑え切り、今シーズン7勝目、スペインでの3連勝、通算61勝目を飾った。
2位はマクラーレン・メルセデスのノリスだった。予選では自ら「最高のラップ」という一発により、0.020秒差で2021年ロシアGP以来となるキャリア2度目のポールポジションを獲得。しかしレースのスタートでは隣のフェルスタッペンを意識しすぎて3位に脱落してしまった。最初のスティントを長めに走り、ライバルよりタイヤのアドバンテージをもって終盤の逆転に賭け全力疾走したが、トップから2.2秒遅れで惜しくもチェッカードフラッグが振られた。レース中のファステストラップを記録し1点を持ち帰った。
3位はメルセデスのルイス・ハミルトン。今季最高の3番グリッドからスタートで4位に落ちるも、終盤にソフトタイヤを履いて猛追し、今年初のポディウムを勝ち取った。
メルセデスのもう1台、ジョージ・ラッセルはスタート直後に首位を奪ったものの最終的に4位。フェラーリはトップ3チームに差をつけられ、シャルル・ルクレール5位、地元の大声援を背にしたカルロス・サインツJr.は6位に沈んだ。
予選でつまずいたマクラーレンのオスカー・ピアストリは9番グリッドから7位、レッドブルのセルジオ・ペレスは3グリッド降格ペナルティーにより11番グリッドからスタートし8位だった。
トップ10最後には、今季苦しい戦いを強いられていたアルピーヌ・ルノーの2台が入り、ピエール・ガスリー9位、エステバン・オコンは10位でゴールした。
以下、11位ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)、12位フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)、13位ジョウ・グアンユー(キック・ザウバー・フェラーリ)、14位ランス・ストロール(アストンマーティン)、15位ダニエル・リカルド(RBホンダRBPT)、16位バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)、17位ケビン・マグヌッセン(ハース)、18位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)、19位角田裕毅(RB)、20位ローガン・サージェント(ウィリアムズ)と全車が完走した。
ドライバーズチャンピオンシップのトップ5は、1位フェルスタッペン219点、2位には全戦でポイントを獲得し6回表彰台に上がっている150点のノリスがつけ、3位ルクレール148点、4位サインツJr.116点、5位ペレス111点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル330点、2位フェラーリ270点、3位マクラーレン237点、4位メルセデス151点、5位アストンマーティン58点といった上位の顔ぶれとなる。
次の第11戦オーストリアGP決勝は、6月30日に行われる。
(文=bg)
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