無限N-ONE e:(FWD)/無限シビック タイプRグループB(FF/6MT)/無限シビック タイプRグループA(FF/6MT)/無限プレリュード スペックIII(FF)

攻めの無限 2026.02.07 試乗記 鈴木 真人 モータースポーツのフィールドで培った技術やノウハウを、カスタマイズパーツに注ぎ込むM-TEC。無限ブランドで知られる同社が手がけた最新のコンプリートカーやカスタマイズカーのステアリングを握り、磨き込まれた刺激的でスポーティーな走りを味わった。
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無限フリードの存在価値

大磯ロングビーチで行われたホンダのカスタマイズモデル試乗会。前回はホンダアクセスのモデルを紹介した(参照)。今回は、同じような役割を担いながらも異なる方向性を持つM-TEC(無限)が手がけたモデルをリポートする。展示されている各車両を眺めれば、明らかな違いが感じ取れるだろう。ホンダアクセスが純正寄りの控えめな姿なのに対し、無限は走りのイメージを強烈にアピールする。

わかりやすいのが、新型電気自動車「Super-ONE Prototype(スーパーONE プロトタイプ)」だ。ホンダアクセス版もなかなかのインパクトだったが、無限はストレートな異物感を前面に押し出している。1973年に本田宗一郎の長男・本田博俊が立ち上げた無限はレース活動が基盤にあり、そこで鍛えられた技術を使って究極の走りを追求することがテーマなのだ。

無限のアイテムをまとった「ヴェゼルe:HEV RS」と「WR-V」も今回の会場で初公開された。SUVは無限にとって手を入れやすいベースモデルになってきたと思われる。特にもともとスポーティーなヴェゼルは無限カラーが似合うようで、うまく力強さを付与することに成功しているように見えた。コンセプトは「Urban Sports Style」である。WR-Vは「Active Sports Gear」で、持ち前のタフなイメージを強化することを目指している。特徴をアピールしてさらなる魅力アップにつなげる手法だ。

こちらも初公開の「フリード」は、ラインナップのなかで最もおとなしめのカスタマイズになっていた。コンセプトは「Sports for Everyone」である。フロントアンダースポイラーやテールゲートスポイラーが装着されていたものの、小ぶりで飾り気がない。ミニバンと無限の相性がいいとは思えないが、無限にはフリードを提供する理由がある。本当は「シビック タイプR」に乗りたいお父さんも、子育ての時期には家族のためにミニバンを選ぶことになるのが現実だ。それでも走りを愛する心は抑えがたく、無限のパーツを装着して気持ちを静めるしかない。

無限は、レース関連事業やチューニングパーツの開発・製造などを行う企業として1973年に設立された。創業者は本田技研工業の創始者・本田宗一郎氏の長男・本田博俊氏。2003年にM-TECが無限の事業を引き継ぎ、現在は同社がレース活動のほか、無限ブランドのアイテム開発や販売を行っている。
無限は、レース関連事業やチューニングパーツの開発・製造などを行う企業として1973年に設立された。創業者は本田技研工業の創始者・本田宗一郎氏の長男・本田博俊氏。2003年にM-TECが無限の事業を引き継ぎ、現在は同社がレース活動のほか、無限ブランドのアイテム開発や販売を行っている。拡大
「無限スーパーONE プロトタイプ」のフロントビュー。アグレッシブなエアロパーツとブラックのホイールを収めたオーバーフェンダーが目を引く。東京オートサロン2026の会場で初お披露目された最新のコンプリートモデルだ。
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今回の報道関係者向けイベントで初披露された「無限ヴェゼルRS」。「Urban Sports Style」をコンセプトに、各種エアロパーツやホイールでカスタマイズされている。RS専用チューンの「パフォーマンスダンパー」もラインナップ。
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「Active Sports Gear」をコンセプトに開発された「無限WR-V」は、こちらも同会場で初披露となったモデル。ボディー下部のエアロパーツは、マットブラックで仕上げられている。
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