【F1 2024】第12戦イギリスGPでハミルトンが母国V、メルセデスは2連勝

2024.07.08 自動車ニュース bg
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F1世界選手権第12戦イギリスGP決勝が、2024年7月7日、イギリスのシルバーストーン・サーキット(5.891km)を52周して行われた。

1950年に世界選手権の第1戦目が開かれた伝統のサーキットで、イギリス人ドライバーが躍動。予選ではトップ3までを地元勢が占め、大観衆の期待もがぜん高まった。しかしレースとなると、気まぐれなイギリスの天候に多くが翻弄(ほんろう)され、戦況は混沌(こんとん)とした。

ドライで始まり、中盤の雨でコースの一部がウエット、終盤に入ると晴れ間がのぞくという目まぐるしく変わるコンディションのなか、真っ先にチェッカードフラッグを受けたのは、百戦錬磨の7冠王者、メルセデスのルイス・ハミルトンだった。

2番グリッドからスタートしたハミルトンは常に優勝を狙えるポジションに居座り続け、最後に首位を奪うと、母国ファンの前で2021年サウジアラビアGP以来となる久々の優勝を飾った。GP最多勝ドライバーの彼にとっては通算104勝目。シルバーストーンでは9勝目となり、同一サーキットでの最多勝記録を更新した。メルセデスにとっては、前戦オーストリアGPから2連勝。これで今季は6人のウィナーが誕生したことになる。

2位はレッドブル・ホンダRBPTのマックス・フェルスタッペン。この週末は苦しい戦いを強いられ、予選ではコースアウトし手負いのマシンで4位がやっと。レースでも一時5位までポジションを落としたものの、終盤にドライとなるとハードタイヤを履いて猛追し、残り5周でマクラーレン・メルセデスのランド・ノリスをオーバーテイク。最終的には1.4秒差で勝利を逃した。

3位はマクラーレンのノリス。3番グリッドからスタートし、雨に乗じてトップに立つも、ドライタイヤに交換するタイミングを逸してハミルトンに1位の座を奪われ、またフェルスタッペンにもかわされてしまった。

マクラーレンのオスカー・ピアストリは5番グリッドから4位。フェラーリのカルロス・サインツJr.はスタート順位から2つポジションを上げ5位でゴール、ファステストラップも記録した。

ハース・フェラーリのニコ・ヒュルケンベルグは、今季最高の6番グリッドからそのポジションを最後まで守り切った。コースの真横にファクトリーがあるアストンマーティン・メルセデスは、ランス・ストロール7位、フェルナンド・アロンソ8位とダブル入賞。ウィリアムズ・メルセデスのアレクサンダー・アルボンが9位、そしてRBホンダRBPTの角田裕毅が予選13位から10位でフィニッシュしポイントを獲得した。

以下、11位ローガン・サージェント(ウィリアムズ)、12位ケビン・マグヌッセン(ハース)、13位ダニエル・リカルド(RB)、14位シャルル・ルクレール(フェラーリ)、15位バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー・フェラーリ)、16位エステバン・オコン(アルピーヌ・ルノー)、17位セルジオ・ペレス(レッドブル)、18位ジョウ・グアンユー(キック・ザウバー)が完走した。

ドライバーズチャンピオンシップのトップ5は、1位フェルスタッペン255点、2位ノリス171点、3位ルクレール150点、4位サインツJr.146点、そして5位に124点のピアストリが続き、118点のペレスは6位に転落した。

コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル373点、2位フェラーリ302点、3位マクラーレン295点、4位メルセデス221点、5位アストンマーティン68点と続く。

次の第13戦ハンガリーGP決勝は、7月21日に行われる。

(文=bg)

F1第12戦イギリスGPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン。2021年サウジアラビアGP以来となる久々の勝利を母国ファンの前で挙げた。(Photo=Mercedes)
F1第12戦イギリスGPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン。2021年サウジアラビアGP以来となる久々の勝利を母国ファンの前で挙げた。(Photo=Mercedes)拡大

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