
カナダGPの表彰台。優勝はレッドブルのセバスチャン・ベッテル(写真左から3番目)、2位はフェラーリのフェルナンド・アロンソ(同一番左)、そして3位はメルセデスのルイス・ハミルトン(同一番右)。(Photo=Red Bull Racing)
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カナダGPの表彰台。優勝はレッドブルのセバスチャン・ベッテル(写真左から3番目)、2位はフェラーリのフェルナンド・アロンソ(同一番左)、そして3位はメルセデスのルイス・ハミルトン(同一番右)。(Photo=Red Bull Racing)
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「ドライでもウェットでも上々」。雨の予選で今季3回目のポールポジションを獲得したベッテルは、その言葉通り晴れたレースでも得意の“先行逃げ切りレース”に持ち込み、苦手としていた北米レースで自身初勝利を飾った。リードしながらも最終ラップで痛恨のミスをおかしジェンソン・バトンに勝利を奪われた、2年前の雪辱を遂げたことになる。レッドブルにとってもカナダ初制覇。ベッテルのポイントリードは36点まで拡大した。(Photo=Red Bull Racing)
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フェラーリのアロンソは予選6位から2位入賞。宿敵ベッテルには到底及ばなかったが、オープニングラップでバルテリ・ボッタスのウィリアムズを抜き去ると、ニコ・ロズベルグ、マーク・ウェバー、ハミルトンといった強豪を次々とオーバーテイク、サーキットをわかせた。チャンピオンシップで2位に上がり、夏の追撃に備える。(Photo=Ferrari)
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フロントローから2位安泰かと思われたメルセデスのハミルトン(写真前)。カナダGPでは完走したレースはすべて優勝という“マスター・オブ・モントリオール”も、終盤アロンソ(同後ろ)からの猛チャージは防ぎ切れず。フェラーリに抜かれた後も果敢に2位奪還を狙ったが結果3位フィニッシュ。(Photo=Mercedes)
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雨で難しくなった予選で、2台ともQ3進出を果たしたトロロッソ勢。決勝では7番グリッドからスタートしたジャン=エリック・ベルニュ(写真前)が好走し、自身最高位の6位フィニッシュを飾った。(Photo=Toro Rosso)
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2戦連続予選Q1落ちの17位となったフォースインディアのポール・ディ・レスタは、チームとともにレースに向けて奇策を練った。多くがやわらかめのスーパーソフトを履く一方で、硬めのミディアムタイヤでスタート。何とレースの80%以上となる57周までそのタイヤで走り切り、1ストップで見事7位入賞を果たした。(Photo=Force India)
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マクラーレンのカナダGPはまったくいいところなし。セルジオ・ペレス(写真)は予選12位から2ストップで11位、バトンは14番グリッドから1ストップで12位、2台とも無得点。レース後、2011年のカナダGPウィナーであるバトンは「苦痛に満ちた日」と振り返った。この強豪チームの前途は多難のようである。(Photo=McLaren)
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マシンの性能差が出にくい雨で奮闘し、予選で3位という好位置につけたウィリアムズのルーキー、バルテリ・ボッタス(写真左)。しかし好天となった決勝日は、どうしても他車に勝るペースを保てず、ズルズルと後退し14位でレースを終えることに。今季まだポイントがない悩めるチームは、その復活への好機を逃した。(Photo=Williams)
『第7戦カナダGP「雨でも晴れでもベッテル」【F1 2013 続報】』の記事ページへ戻る