
メルセデスのニコ・ロズベルグ(表彰台中央)がモナコGPで3年連続の勝利。今年で73回目となる伝統のレースで3連勝(以上)を飾ったのは、グラハム・ヒル、アラン・プロスト、アイルトン・セナとロズベルグしかいない。2位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル(同左)。レース終盤までトップを独走するもチームのミスにより優勝を逃したルイス・ハミルトン(同右)は、ぼうぜん自失の表情で3位の場所に立った。(Photo=Ferrari)
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メルセデスのニコ・ロズベルグ(表彰台中央)がモナコGPで3年連続の勝利。今年で73回目となる伝統のレースで3連勝(以上)を飾ったのは、グラハム・ヒル、アラン・プロスト、アイルトン・セナとロズベルグしかいない。2位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル(同左)。レース終盤までトップを独走するもチームのミスにより優勝を逃したルイス・ハミルトン(同右)は、ぼうぜん自失の表情で3位の場所に立った。(Photo=Ferrari)
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スタートでトップに立ったのは、モナコ初ポールのルイス・ハミルトン。予選3位のセバスチャン・ベッテルが、同2位のロズベルグに一瞬並びかけたが、メルセデスが1-2を守った。(Photo=Mercedes)
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スタートからハミルトンの独走を許したロズベルグ(写真)、レースのほとんどは3位ベッテルとの攻防におわれた。63周目にマックス・フェルスタッペンのトロロッソがクラッシュしたことでセーフティーカーが導入され、ハミルトンがピットに入ると幸運にも首位の座が転がり込んできた。これでロズベルグは今季2勝目、通算10勝目を記録。ポイントリーダーのハミルトンに10点差まで詰め寄った。(Photo=Mercedes)
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勝利はほぼ間違いないと思われたハミルトンはまさかの3位フィニッシュ。セーフティーカーが入ると、チームは首位独走中のチャンピオンをピットに呼び、念のためタイヤを交換。ここでメルセデスは計算ミスをおかし、ハミルトンがコースに戻ると、走り続けていたロズベルグとベッテルに先行され優勝をみすみす逃した。チームは判断に誤りがあったと認め、ハミルトンに謝罪したという。(Photo=Mercedes)
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ピークパワーが求められないモンテカルロでレッドブル・ルノーが覚醒した。予選ではダニエル・リカルド4位、ダニール・クビアト(写真)5位。スタートでチームメイトを抜いたクビアトだったが、セーフティーカー後、レッドブルはリカルドを先に行かせ、3位に落ちたハミルトン追撃に向かわせた。しかしリカルドはハミルトンを攻略できず、最終周、チームは再びクビアトを4位に戻した。クビアトはF1キャリア2年目で最高位を記録したことになる。(Photo=Red Bull Racing)
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マクラーレンは、ホンダとのパートナーシップ再開6戦目にして初ポイントを獲得。ジェンソン・バトン(写真)が8位入賞を果たした。予選では2台そろってのQ3進出に自信をもっていたが、バトンはQ2でのフライングラップをイエローフラッグに邪魔され12位、他車ペナルティーで10番グリッド。フェルナンド・アロンソはメカニカルトラブルでストップし予選15位、やはりライバルの降格で13位からスタートすることに。アロンソは接触のペナルティーで5秒加算されるもバトンとともに入賞圏を走行。しかしまたしてもマシンに問題が起きリタイアを喫した。(Photo=McLaren)
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ハミルトンの脱落で2位の座が転がり込んできたベッテル(右)は、フェラーリのマウリツィオ・アリバベーネ代表(左)と喜びを分かち合った。定位置の3番グリッドから2位ロズベルグを追うも抜くことはできず、このままポディウムの最後の一角に収まるのか、と思われていた。パフォーマンスではメルセデスに完敗しており、ロズベルグ同様に絶好の“拾いもの”をした。(Photo=Ferrari)
『第6戦モナコGP「チャンピオンチームの驕り」【F1 2015 続報】』の記事ページへ戻る