
フェラーリのセバスチャン・ベッテルがハンガリーGP初勝利。優勝した今季第2戦マレーシアGP同様、王者メルセデスの動揺を誘った見事な戦いぶり。予選3位からスタートでトップに立つとリードを広げ、セーフティーカーでそのマージンを帳消しにされてもしたたかに走り抜いた。(Photo=Ferrari)
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フェラーリのセバスチャン・ベッテルがハンガリーGP初勝利。優勝した今季第2戦マレーシアGP同様、王者メルセデスの動揺を誘った見事な戦いぶり。予選3位からスタートでトップに立つとリードを広げ、セーフティーカーでそのマージンを帳消しにされてもしたたかに走り抜いた。(Photo=Ferrari)
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2位に入ったレッドブルのダニール・クビアト(写真手前)。キャリア2年目の今年、ベッテルが打ち立てた最年少表彰台記録に次ぐ若さで、初めて表彰台にのぼった。(Photo=Red Bull Racing)
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昨年のハンガリーGPウィナー、レッドブルのダニエル・リカルドは3位。予選4位からスタートで出遅れるも、各所で大胆かつクレバーな追い抜きを披露。レース終盤には2位走行中のニコ・ロズベルグを抜きにかかるが接触、惜しくも3位に。レッドブルは今年初ポディウムを2人そろって達成した。(Photo=Red Bull Racing)
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フロントローを独占したメルセデスは、スタートで1-2を奪取したフェラーリの奇襲に焦り、惨めなレースを披露することに。ポールシッターのルイス・ハミルトン(写真前)はコースオフや接触などで乱高下を繰り返し結果6位。ロズベルグ(写真後ろ)は3位、2位といい位置につけながら、最後のタイヤ交換で速いソフトではなくミディアムを選択するなど戦略ミス、また終盤のリカルドとの接触もあり8位に終わった。ドライバーズチャンピオンシップでの2人のポイント差は17点から21点に開いた。(Photo=Mercedes)
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今季初入賞したモナコ同様、パワーサーキットではないハンガロリンクではマクラーレンが上位で得点できるチャンスがあった。予選こそフェルナンド・アロンソ15位、ジェンソン・バトン16位といつもの場所に沈んだが、荒れたレースで2人とも虎視眈々(たんたん)と入賞圏に駒を進め、アロンソは今年最高の5位、バトンは9位とダブル入賞を果たした。(Photo=McLaren)
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2015年7月17日、日本GPの事故で大けがを負った元マルシャのドライバー、ジュール・ビアンキが亡くなった。ビアンキへの哀悼の意を表し、各ドライバーがマシンやヘルメットにビアンキへの言葉を載せてハンガリーGPに出場。優勝したベッテルのみならず、多くのドライバーがビアンキへの思いを言葉でも表していた。 「フェラーリ・ドライバー・アカデミー 」のメンバーだったビアンキ。そのフェラーリのマシンに記されたメッセージは、「Jules nei nostri cuori(ジュールは私たちの心の中に)」。(Photo=Ferrari)
『第10戦ハンガリーGP「彼にささぐ勝利」【F1 2015 続報】』の記事ページへ戻る