
2年連続で日本GPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン(写真手前)。チームメイトのニコ・ロズベルグ(その奥)が2位に入り、メルセデスは今季8度目の1-2フィニッシュを達成した。(Photo=Mercedes)
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2年連続で日本GPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン(写真手前)。チームメイトのニコ・ロズベルグ(その奥)が2位に入り、メルセデスは今季8度目の1-2フィニッシュを達成した。(Photo=Mercedes)
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レースの勝敗が分かれたスタート。ポールシッターのロズベルグ(写真手前右)に、ハミルトン(その左)が並びかけた。(Photo=Mercedes)
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意外にもハミルトン(写真)は鈴鹿サーキットでポールポジションを手にしておらず、今回もチームメイトのロズベルグに予選でP1を奪われた。しかし決勝となれば、スタートでロズベルグを圧倒。トップに立つと、53周にわたって危なげないレース運びで今季8勝目を記録した。ハミルトンは、彼のヒーローであり、ここ鈴鹿で幾多の名勝負をくり広げたアイルトン・セナの「通算41勝」に肩を並べ歴代4位タイに。チャンピオンシップでは2位ロズベルグに48点差をつけ、2年連続3度目のタイトル獲得に向けて前進した。(Photo=Mercedes)
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スタート直後の2コーナーで行き場を失ったポールシッターのロズベルグ(写真)は、4位に後退するも、ピット作戦でアンダーカットを成功させるなどして2位フィニッシュ。残り5戦でチームメイトに48点も離されてしまっては、素直に負けを認めざるをえないのか。(Photo=Mercedes)
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シンガポールでの勝利から一転、1週間後の日本で、フェラーリは再びメルセデスの後塵(こうじん)を拝することに。鈴鹿で現役最多4勝を挙げているセバスチャン・ベッテル(写真)は、4番グリッドからのスタートで2位に上がるも、メルセデスのロズベルグにアンダーカットされて、3位フィニッシュ。今年10回目の表彰台。レース前はチャンピオンシップで2位ロズベルグに8点差と迫っていたが、これが11点に開いた。チームメイトのキミ・ライコネンは予選6位、決勝4位。(Photo=Ferrari)
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姉妹チームであるレッドブルとトロロッソは明暗が分かれた。ダニール・クビアト(写真手前)は予選で大クラッシュ、マシン修復のためピットからスタートし13位。チームメイトのダニエル・リカルドは7位からスタートするも1コーナーでの混乱に巻き込まれパンク、結果15位だった。一方トロロッソの若い2人は伸び伸びとレースを展開。マックス・フェルスタッペン(写真後ろ)は、予選でのトラブル&ペナルティーで17番グリッドと沈んだが、レースでは9位入賞。僚友カルロス・サインツJr.も10位でレースを終えた。(Photo=Red Bull Racing)
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7年ぶりの母国レースはホンダにとって苦い思い出となったようだ。マクラーレンはフェルナンド・アロンソ(写真)が12番グリッド、ジェンソン・バトンは14番グリッドから決勝に臨んだ。レースではスタートからアロンソが入賞圏に入るもそのポジションを維持できず、アロンソ11位、バトン16位。全開率が高い鈴鹿でスピードの伸びが足らず、たまりにたまったフラストレーションから、「これじゃ(下位カテゴリーの)GP2エンジンだよ!」 アロンソの悲痛な叫びが無線から響いた。(Photo=McLaren)
『第14戦日本GP「王者の逆襲」【F1 2015 続報】』の記事ページへ戻る