“アダプティブクルーズ男”大矢アキオの「ジュネーブショー2017」会場リポート
2017.03.21 画像・写真2017年3月19日に幕を閉じた、スイスのジュネーブモーターショー。第87回を迎えた今回は、180の団体がブースやスタンドを連ねた。筆者はいつの間にか、話題のニューモデルの取材を放棄。今回も気の向くままに、場内をクルーズしてしまった。そんな大矢アキオが現地でカメラにおさめた、興味深いモノやコトを皆さんにご覧いただこう。(文と写真=大矢アキオ<Akio Lorenzo OYA>)
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1/21第2次大戦後にBMWも生産した「イセッタ」を想起させる「ミクロリーノ」。スイス・チューリッヒ郊外を拠点に「キックスケーター付きトロリーケース」などユニークな製品を送り出しているマイクロモビリティ・システムズ社が開発した、街乗り用のEVである。イタリアのイモラで2017年中の生産開始が予定されている。
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2/21フォードは、これまでもコラボレーションの経験があるレゴ・グループと共同でブースを出展した。写真はオブジェの横でルマン式スタートを試みる筆者。
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3/21フォードのブースで。何やら、みんなが容器に手を突っ込んでいるので、「フィエスタ」でも当たるくじ引きか? と勝手に思いきや……?
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4/21……フォードのワークスドライバーをレゴで作るキットだった。
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5/21ちょっと前まで「ヴィニャーレ」と名付けられた“プレミアム仕様”を一押しにしていたフォードだが、2017年はスポーツムード一色で会場を盛り上げた。そのためブース内の各所には、さまざまな往年のスポーツモデルが。これは1989年製の「フィエスタXR2」。
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6/21食う、寝る、ドリフト。フォードのブースで販売されていたTシャツ。
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7/21フォードのブースにて。「近日CIを変更し、ロゴマークから伝統的な楕円(だえん)を取り払うのでは?」というウワサが信じられるような風景が、各所で見られた。
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8/21フォルクスワーゲンの新型車「アルテオン」の後部。ジャーナリストとおぼしき人々が、明らかに媒体露出用に自撮りしている風景を、たびたび見かけるようになった。モーターショーの様子を伝える手法の、急激な変化を感じざるを得ない。
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9/21フォルクスワーゲン・グループの傘下にあるスペインの自動車メーカー、セアトのブースで。フレームに入れて飾りたくなるほどおしゃれなポスターを配布していたが、なにしろかさばって持ち帰れないのが残念。
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10/21往年の「500」の誕生60周年を祝うフィアットは、それをモチーフにオフィシャルグッズを作るメーカーのプロダクトを、展示販売した。
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11/21フィアットのブースで。近年イタリアで人気のブランド「ガブス」のバッグ。
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12/212017年のダカールラリーにプライベートで参戦した、スペシャルチューンの「フィアット・パンダ」。その名も「パンダカール」。
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13/21マツダのブースで見つけた、ロゴマークが入れられたリンゴ。普段からリンゴ好きなドイツ人を中心に、プレスデーのおやつとして意外に好評だった。
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14/21「ホンダ・ジャズ」(日本名は「フィット」)の、特別仕様車「スポットライト エディション」。どこまで意図したものかは不明だが、筆者はとっさに「おせち料理に使う塗りのお重」を思い出した。
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15/21スイスのカーデザイナーでカーデザイン学校の創立者でもあるフランコ・スバッロ氏(写真で運転席の人物) は、45回目の出展を果たした。今回の作品は、「トラクト・スフィア」と名付けられたタンデム3人乗りの3輪車。
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16/21ジュネーブモーターショー初参加の住友ゴム工業は、ファルケンブランドでブースを展開した。これは同社が開発中のエアレスタイヤ。残る技術的課題のクリアはともかく、この種のタイヤに対する明確な国際規格がいまだ存在しないため、一般車両に装着されるのは5年~10年先になると見ているという。まずはカートやシティーコミューターへの採用を目指す。
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17/21ブレンボは今年、1号パビリオンに出展。サプライヤーとはいうものの、製品をオブジェのごとく見せる魅力的なディスプレイで、来場者の注目を集めていた。
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18/211960年代に誕生したスイスのGTメーカーであるモンテヴェルディを回顧するブース。1984年に倒産し消滅したが、商標権の保有者は今日も存在する。
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19/212014年に発足した英国のデイヴィッド・ブラウン・オートモーティブ社も初出展を果たした。クルマは往年の「アストンマーティンDB5」をほうふつとさせるもので、社名もアストン中興の祖(デイヴィッド・ブラウン氏)を思い起こさせるが、デイヴィッド・ブラウン・オートモーティブ社の社長とは同姓同名の別人だ。
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20/21横浜ゴムは、スイスにおける“ミス・ヨコハマ”をブースに常駐させるのが恒例だ。2016~2017年は、1996年生まれのロマーナ・メックリ嬢。カードにサインして、プレゼントしてくれた。
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21/21一方ルノーのブースでは、ソフトバンクが開発したロボット「Pepper(ペッパー)」が仕事に励んでいた。仏・独・英・伊の各言語に対応できるらしい。いつか、コンパニオンは彼らに置き換えられてしまうかもしれないと思うと、少々複雑な心境になった。