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1/10F1第10戦イギリスGPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン(写真右から2番目)、2位でゴールしたメルセデスのバルテリ・ボッタス(同左端)、3位に入ったフェラーリのキミ・ライコネン(同右端)。(Photo=Mercedes)
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2/10今回は、ハミルトン(写真右)によるハミルトンのためのイギリスGPだった。予選では今季6回目、イギリスで5回目、通算67回目のポールポジションを獲得し、ポール記録で歴代最多のミハエル・シューマッハーにあと1つと迫った。レースではポール・トゥ・ウィン、スタートからの全周リード、さらにファステストラップを加え「グランドスラム」を達成。ジム・クラークとアラン・プロストが持つイギリスGP最多勝記録に並ぶ「5勝目」をマークした。そして何より、今季タイトルを争うセバスチャン・ベッテルに1点差まで詰め寄ることができたのは大きな成果だった。(Photo=Mercedes)
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3/10レース終盤の彼の猛攻が、フェラーリのタイヤトラブルを誘発したのかもしれない。ボッタス(写真)はギアボックス交換による5グリッド降格のペナルティーを受け9番手からスタート。早々に5位まで順位を上げると、ライバルとは異なるタイヤを選択して前車を駆逐していった。表彰台圏内にいたセバスチャン・ベッテル、ライコネンのタイヤトラブルで最後は2位に。メルセデスは今季2回目の1-2フィニッシュを達成した。(Photo=Mercedes)
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4/10フェラーリは、今季のはじめこそメルセデスと肩を並べるパフォーマンスを披露していたが、シーズンが進むにつれて徐々に後れを取ることが多くなってきた。ライコネン(写真)はハミルトンのポールタイムに0.5秒も差をつけられての予選2位。レースではそのポジションを守り続けたが、残り3周で左フロントタイヤが破損、パンクは免れたがスロー走行と緊急ピットインを余儀なくされた。3位でゴールできたものの宿敵メルセデスに1-2を許した。(Photo=Ferrari)
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5/103番グリッドからスタートでマックス・フェルスタッペンのレッドブルに抜かれ4位。ベッテル(写真)のイギリスGPは、優勝争いではなく、フェルスタッペン、そしてレース後半のボッタスとのポジション争いに追われた。4位走行中、チームメイトのライコネンと同様に左フロントタイヤが破損。パンクしたタイヤでコースの大半を走らなければならず、ピットインの末7位まで順位を落としゴールを迎えた。チャンピオンシップでのポイントリードは20点から激減、わずか1点に。(Photo=Ferrari)
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6/10メルセデス、フェラーリに次ぐ3番手のポジションにいるレッドブルにとって待望の雨が予選で降ったものの、ダニエル・リカルド(写真中央)のマシンはQ1中にトラブルが発生してストップ。リカルドは19番グリッドスタートと大きなハンディを背負ってレースに臨み、テールエンダーを次々と追い抜きながら結果5位完走。連続表彰台は「5」で途絶えたが、見事な挽回劇を披露した。チームメイトのマックス・フェルスタッペンは4位だった。(Photo=Red Bull Racing)
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7/10今年参戦40周年を迎えたルノーF1。チームをけん引するニコ・ヒュルケンベルグ(写真)が予選6位、ボッタスのペナルティーで5番グリッドとワークス復帰後の最高位からスタートし、今季最高位タイの6位入賞を果たした。高速コースのシルバーストーンで、メルセデス、フェラーリ、レッドブルに次ぐポジションでゴール。さらにはパワフルなメルセデス・パワーユニット勢のフォースインディアやウィリアムズを従えての見事なレースだった。ルノーは10戦を終えて26点を集め、コンストラクターズランキング8位。7位ハースとはわずか3点差、6位トロロッソとは7点差と接戦を繰り広げている。(Photo=Renault Sport)
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8/10小雨がやみコンディションが回復していた予選Q1の終盤、最後のアタッカー、マクラーレンのフェルナンド・アロンソ(写真)がたたき出したタイムは全車中最速。サーキットに詰めかけた多くの観客から歓声があがった。Q1とはいえ久々のP1獲得のアロンソだったが、実はホンダの最新型「スペック3」ユニットの交換で30グリッド降格が決まっていた。チームのホームGPにおける、元王者の意地と矜持(きょうじ)の表れだった。Q2で13番手だったアロンソはペナルティーで最後尾からスタート。ポイント圏内を目指したが、レース半ばにメカニカルトラブルでリタイア。(Photo=McLaren)
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9/10F1ドライバーとして初のフルシーズンを戦っているマクラーレンのストフェル・バンドールン(写真)は、予選でチームメイトのアロンソを初めて上回り9位。ボッタスのペナルティーでひとつ繰り上がり、自身最高位の8番グリッドからレースに臨んだ。スタートからポイント圏内の9位を走行するも、11位完走で今季初得点はならず。(Photo=McLaren)
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10/10ドライバーを守ることを目的としたコックピット前の「シールド」が、今回試験的にセバスチャン・ベッテルのフェラーリに装着された。ベッテルの評価は芳しくないものだったが、昨年の「Halo(ヘイロー)」に続き、安全性向上のための試行錯誤が繰り返されている。(Photo=Ferrari)

bg
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