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1/9F1第10戦イギリスGPを制したフェラーリのセバスチャン・ベッテル(写真右から2番目)、2位に入ったメルセデスのルイス・ハミルトン(同左端)、3位に終わったフェラーリのキミ・ライコネン(同右端)。(Photo=Ferrari)
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2/9スタート直後にライコネンと接触、コース外にはじき出されたハミルトン(写真右)。(Photo=Red Bull Racing)
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3/9高速コースのシルバーストーンに向けてフロアなどを改修してきたフェラーリ。その効果は、メルセデスが得意としていたシルバーストーンで接戦というかたちであらわれ、予選ではベッテル(写真)が0.044秒差で2位に。イギリスでは2014年以来となる久々のフロントローからスタートしたベッテルは、抜群のスタートでトップに立ったものの、セーフティーカーのタイミングでバルテリ・ボッタスのメルセデスに首位を奪われ2位に。それでもフレッシュなソフトタイヤを武器に、古いミディアムで苦戦するメルセデスを抜き去り、今季4勝目、通算でアラン・プロストの歴代3位の記録に並ぶ51勝目を飾った。(Photo=Ferrari)
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4/9母国ファンの大声援を味方に、迫り来る宿敵フェラーリを僅差で負かし、歴代最多ポールポジション記録を「76」に伸ばしたハミルトン(写真)。マシンを降りた彼の手は小刻みに震え、記者会見では「今までで最もプレッシャーのかかったラップだった」と語るほど。激戦の末勝ち取った母国GP4年連続、歴代最多の6回目、そしてメルセデスでの50回目のポールとなった。しかし、イギリスGP最多6勝という記録更新がかかったレースは思わぬかたちで始まることに。ライコネンと接触しスピン、17位から追い上げ2位。ゴール後のコース上でのインタビューに姿を現さず、記者会見では「フェラーリは“興味深い戦術”を取ってきた」と不満げな様子だった。ランキング首位ベッテルとの差は、1点から8点に広がった。(Photo=Mercedes)
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5/9フェラーリのライコネン(写真)は、予選で0.098秒ポールに届かず3位。レースではハミルトンとの接触や10秒ペナルティーなどで表彰台から外れるも、最後の追い上げで3位まで挽回しゴール。レース後、接触の責任が自分にあることを素直に認めていた。(Photo=Ferrari)
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6/9過去のイギリスGPの戦績は2位2回(2014、2017年)と未勝利だったボッタス(写真)。4番グリッドからスタートで2位に上昇、首位ベッテルを追ったもののなかなか差を縮められないでいた。メルセデスは、レース終盤のセーフティーカーのタイミングで2度目のタイヤ交換を行わない決断を下し、これによりボッタスはトップに立ったが、フレッシュなタイヤを履いたフェラーリ勢に抜かれ、結果4位でレースを終えた。(Photo=Mercedes)
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7/9およそ70%でフルスロットルという超高速コース、シルバーストーンで、レッドブルは脇役に甘んじた。予選ではマックス・フェルスタッペン5位、DRSの不具合に見舞われたダニエル・リカルド(写真)は6位と3列目。レースではリカルド5位、フェルスタッペンはブレーキ・バイ・ワイヤのトラブルでストップ、15位完走扱いとなった。(Photo=Red Bull Racing)
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8/9予選直前のフリー走行3回目、ブレンドン・ハートレーのトロロッソは、フロントサスペンションの異常で大クラッシュを演じ予選出走ならず。一方のピエール・ガスリー(写真)は、大事を取ってサスペンションを交換して予選を14位で終えた。ピットレーンスタートを選択したハートレーは結局レースにも出られずにサーキットを去ることに。孤軍奮闘のガスリーは10位でフィニッシュするも、ゴール目前でフォースインディアのセルジオ・ペレスをオーバーテイクした際の抜き方が審議対象となり、レース後、5秒加算のペナルティーが科され13位に後退した。(Photo=Toro Rosso)
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9/9イギリスGP前の7月4日、マクラーレンから、エリック・ブーリエ(写真)がレーシングディレクターを辞任すること、またインディ500ウィナーでもあるジル・ド・フェランがスポーティングディレクターに就任することなどのマネジメント変更が発表された。現在チームは混戦模様の中団グループでもがいており、ザック・ブラウンCEOの下、再建の道を歩もうとしている。イギリスGPでは、予選でフェルナンド・アロンソ13位、ストフェル・バンドールンはQ1敗退で17位。レースではアロンソがしぶとい走りで2戦連続の8位入賞、バンドールンは11位。チームはコンストラクターズランキングでフォースインディアに抜かれ7位に転落した。(Photo=McLaren)

bg
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