「浅間ヒルクライム2018」の会場から(前編)
2018.11.14 画像・写真2018年11月3日と4日の2日間、群馬県吾妻郡嬬恋村において「浅間ヒルクライム2018」が開催された。
2012年の初開催より今年で7回目を数える浅間ヒルクライムは、日本では珍しい公道を封鎖して行われるモータースポーツイベントであり、今回もおよそ120台のスポーツカーやクラシックカー、レーシングカーが走行シーンを披露した。
小諸市のチェリーパークラインから嬬恋村パノラマラインへと場所を変えて行われた今大会の様子を、前後編に分けて写真で紹介する。まずはレーシングカーなどが目を引く前編から。
(写真=荒川正幸)
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1/32パルコールつま恋リゾート スキー&ホテルの駐車場に並べられた「浅間ヒルクライム2018」の参加車両。今回のイベントは、昨年まで使用していた長野県小諸市のチェリーパークラインから、群馬県の嬬恋村パノラマラインにコースを移して開催された。
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2/32会場には協賛企業もブースを出展。横浜ゴムは、往年のグランチャンピオンレースで活躍したレーシングカー「ADVAN LOLA MF308」を展示していた。
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3/32ホンダの二輪におけるモータースポーツ活動を統括するHRCは、MotoGPや全日本モトクロスの競技車両など3台を展示。
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4/32イベントの開始に際してあいさつに立つ、浅間ヒルクライム実行委員会の星野雅弘氏。2012年の初開催以来、途切れることなくこのイベントが続いているのは、しっかりとした運営体制のたまものである。
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5/32いよいよヒルクライムがスタート。運営スタッフによって封鎖された道を、参加車両がパトカーに先導されてスタート地点へと向かう。
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6/322018年9月26日に受注が開始されたばかりの「ジャガーIペース」。90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載した電気自動車で、航続距離は470kmとされている(WLTPモード)。
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7/32「フェラーリ330 P4」のレプリカである「ノーブルP4」(1988年)。
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8/32こちらのクルマは、アメリカで行われているワンメイクレース「LEGEND CARS RACE(レジェンドカーレース)」の競技車両。エクステリアデザインはまさにアメリカンホットロッドだが、その実は1250ccのエンジンを積んだシングルシーターである。
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9/322人1組のチームでマシンコントロールを競うレーシングサイドカー。本場はヨーロッパだが、日本でも年間4~5戦でのシリーズ戦が行われている。
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10/32観客とハイタッチしながら観覧エリアを通過する「ホンダNSR250R」(手前)と「NSR250R SP」(奥)。言わずと知れた2ストローク時代の名車である。
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11/32おなじみアドバンカラーをまとう横浜ゴムの「マツダ・ロードスター」。横浜ゴムはロードスターと電気自動車の「AERO-Y」でエントリーしていたが、「どうせならブースに展示していた“グラチャンカー”も走らせてほしかった……」と思った人は、記者だけではないはず。
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12/32国籍不明な雰囲気がただようこちらのクルマは、カスタムバイクショップのBALLY HOO(バリーフー)が手がけた「MANTARAY(マンタレイ)」というモデル。その中身は1999年式の「ルノースポール・スピダー」とのこと。
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13/32“ブルドッグ”という愛称で親しまれた「ホンダ・シティ ターボII」(1985年)。
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14/32今年日本に導入されたばかりの新型「ルノー・メガーヌ ルノースポール」。
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15/32「ポルシェ914(914-6GT仕様)」(1973年)に2台の「ロータス・ヨーロッパ スペシャル」(手前が1973年、奥が1972年)、同じくロータスの「エスプリS2」(1978年)と、コンパクトなミドシップスポーツカーが続く。
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16/32オレンジのボディーが鮮やかなこちらのクルマは、英国のスーパーカーメーカー、マクラーレンの「540C」(2017年)。
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17/32「アストンマーティン・ヴァンテージGT12」(2016年)。軽量化と空力性能の向上を図ったボディーに、高出力の5.9リッターV12エンジンを搭載した、先代ヴァンテージのハイパフォーマンスバージョンだ。
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18/32日本のスーパーカー「ホンダNSX」の中でも、走りに特化した高性能グレードの「タイプR」(1995年)。
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19/32スタート地点にぞくぞくと到着する参加車両。エントラントはここをスタートし、6.9km先のゴールを目指す。ルールはタイムアタックではなく、平均車速59km/hでの走行タイムに最も近かった人が勝者となる。
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20/32いよいよヒルクライムがスタート。まずやって来たのは「フォード・エスコート マーク1メキシコ」。1960年代から1970年代にかけてラリーで活躍した小型大衆車である。
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21/32「ホンダS800」をベースにFRP製のボディーを架装したレーシングカー「コニリオ」。
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22/32“葉巻型レーサー”の「アルピーヌA340」(1969年)。ラリーやスポーツカーのイメージが強いアルピーヌだが、フォーミュラカーも造っていたのだ。
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23/32日本におけるスーパーカーブームを大いに盛り上げた、「ランボルギーニ・カウンタックLP400S」(1983年)。
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24/32“グラチャンカー”を思わせるカウルのデザインがかっこいいこちらの車両は、エントリーリストによると「日産NS93ザウルス(改)」(1993年)。日産がワンメイクレース用に開発したレーシングカー、ザウルスをベースに、オリジナルデザインのボディーをかぶせたもののようだ。
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25/32「フォーミュラ隼」(2004年)。車名の通り、スズキの高性能バイク「ハヤブサ」のエンジンを搭載したフォーミュラカーである。
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26/32黄旗が出ているのを確認し、減速して観覧エリアの前を通過する、ちょっと懐かしい「フェラーリ360モデナ」(2001年)。
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27/322016年10月に、ニュルブルクリンク北コースで当時の量産車最速タイムを記録した「ランボルギーニ・ウラカン ペルフォルマンテ」(2018年)(手前)と、ワンメイクレース用の競技車両だった「フェラーリ458チャレンジ エボ」(2014年)(奥)。
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28/32先ほどの「フェラーリ458チャレンジ エボ」と同じく、マルティニカラーをまとった「フェラーリ308 Gr.4 Ver」(1983年)。
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29/32ルーフやウインドスクリーンはおろか、ドアすらない「ロータス2イレブン」(2009年)。いわゆる「ナンバー付きのレーシングカー」というやつだが、何度見ても「え、このクルマってナンバー付くの!?」と戸惑ってしまう。
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30/32白と黒のしま模様が目を引く「マツダ・ロードスター」(2000年)。
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31/32こちらの「BMW R80レーサーレプリカ」は、1970~90年代の欧州製バイクを得意とするスペシャルショップ、リトモ・セレーノが手がけた車両だ。
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32/32“ヌオーバ・チンクエチェント”こと2代目「フィアット500」をベースに、ホンダのZC型1.6リッターDOHCエンジンを搭載した「500改ホンダ」(1969年)。