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1/10F1第9戦トスカーナGPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン(写真左から2番目)、2位に終わったメルセデスのバルテリ・ボッタス(同左端)、3位に入ったレッドブルのアレクサンダー・アルボン(同左から3番目)。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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2/10第9戦の舞台は、今回記念すべき1000戦目を迎えたフェラーリがオーナーとなるムジェッロ。イタリアはフィレンツェ近郊、トスカーナ地方の美しい景色の中に溶け込むハイスピードコースで、二輪のMotoGPではおなじみだがF1は初開催となる。イタリア国内のF1開催地としては、モンツァ、イモラ、そして1957年に1度だけ世界選手権が開かれたペスカーラに次いで4つ目。このGPから、限定的に観客が動員されるようになった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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3/10フリー走行ではチームメイトのボッタスに先行されるも、予選Q3になるとしっかりとポールポジションをものにするのがハミルトン(写真)。通算95回目で最多記録更新中。2013年にメルセデスに移籍してきてからは69回目のポールとなる。この数だけでも、歴代2位のミハエル・シューマッハーの通算68回を上回る大記録である。レースではスタートでこそボッタスに抜かれ2位となったが、赤旗中断後の再スタートでトップ奪還に成功。以降は危なげなくレースをコントロールし、今季6勝目を飾った。シーズン前半を終えポイントリードは55点、シューマッハーの最多7冠に並ばんとまい進中。さらに勝利数では、シューマッハーの最多91勝にあと1勝と迫った。もうひとつの大記録更新も時間の問題といえよう。(Photo=Mercedes)
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4/10僅差の0.059秒で予選2番手に甘んじたボッタス(写真)。タイムアタック中にルノーのエステバン・オコンがコースオフしイエローが出されていたため、最後の計測を諦めざるを得なかった。レースでは最初のスタートで見事トップに立つも、赤旗中断後の再スタートではハミルトンに先を越され、結果2位。「夢のようなスタートを切れたけど、ポジションを落としてからはチャンスがなかった」とはレース後の本人の弁。相手が記録に残る偉大なチームメイトとはいえ、ハミルトンに比べて勝負強さがないのが残念なところ。(Photo=Mercedes)
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5/10レッドブルのアルボン(写真)は悲願の3位初表彰台。昨季のベルギーGP、不調のピエール・ガスリーに代わってレッドブルのシートにつくも、エースのマックス・フェルスタッペンとのギャップは大きく、苦しい戦いが続いていた。2019年のブラジルGP、また今季開幕戦オーストリアGPではポディウム目前でハミルトンと接触する不運に見舞われ、また前戦イタリアGPではジュニアチームのアルファタウリを駆るガスリーに初優勝を決められ、大きなプレッシャーにさらされていた中での3位に喜びもひとしおだった。一方フェルスタッペンにはイタリアGPに続きメカニカルトラブルが発生。スタート前からアイドリング時の異常を訴え、スタート直後にはパワーロスで失速、クラッシュに巻き込まれリタイアとフラストレーションがたまる週末となった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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6/10世界選手権が始まった1950年の第2戦モナコGPでデビューしたフェラーリは、どのチームも成し遂げたことがない参戦1000戦目をお膝元ムジェッロで迎えた。1951年の第5戦イギリスGPで初優勝して以来、積み重ねてきた勝利数は238。歴代2位のマクラーレンを56勝も突き放す孤高の1位である。コンストラクターズタイトル獲得16回、ドライバーズタイトル15回という輝かしい戦績を誇る最古参のミレニアムなメモリアル。最初の1戦目を戦った「フェラーリ125」のカラーリングである「バーガンディーカラー」に彩られた特別仕様のマシンやレーシングスーツで節目を演出した。晴れ舞台のトスカーナGPで、シャルル・ルクレール(写真)が健闘し予選5位を獲得。レースではスタートで3位にジャンプアップするも、今季型マシンの力量ではポジションを維持できず。何とか8位でポイントは獲得した。(Photo=Ferrari)
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7/10フェラーリから戦力外通告を受け「引退も考えた」というセバスチャン・ベッテル(写真)は、2021年、レーシングポイント改めアストンマーティンに移籍することが決定。伝統の英国メーカーのF1での成功を、過去4度栄冠を勝ち取った33歳の彼が請け負うことになった。近年ミスばかりが目立ってしまっているベッテルに必要なのは、新たな挑戦への意欲と、彼の才能を認め期待をかけてくれるチーム、つまり今のフェラーリにはないもの。今季レーシングポイントは、メルセデス、レッドブルに次ぐ3番目に速いマシンをつくり出し、富豪ローレンス・ストロールの財力でファクトリーは拡張中。歴代3位の53勝を記録するドライバーの、復活をかけたチャンスが新天地にはありそうだ。トスカーナGPでは予選14位からスタートの混乱に巻き込まれフロントウイングを破損、最後尾に脱落するも、その後の追い上げのかいもあって10位入賞を果たした。(Photo=Ferrari)
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8/10レーシングポイントのセルジオ・ペレス(写真)は、今季限りでチームを離脱することを発表。フォースインディア時代の2014年から在籍、2018年の経営危機に際しては率先して破産手続きを後押ししチーム存続に尽力した中心的人物だ。走りは安定、レギュラーで得点を稼ぐとこができ、かつ母国メキシコ企業からのマネーも付いてくる、中堅どころにあって文句のつけようのないドライバーだが、4度王者に輝いたセバスチャン・ベッテルに追い出されるかっこうで、契約期間中にもかかわらず来季のシートを失った。2021年の予定は立っていないという。トスカーナGPでは、プラクティス中に他車をクラッシュさせてしまい1グリッド降格、7番グリッドから5位入賞。チームメイトのランス・ストロールは4位走行中にタイヤがパンク、クラッシュしリタイア。(Photo=Racing Point)
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9/10前戦イタリアGPで劇的初優勝を遂げたアルファタウリのピエール・ガスリー(写真)。レッドブルに戻されるのかどうかという周囲のうわさ話をよそに、3回のフリー走行では5位、8位、5位と好調をキープしていたが、予選Q1で落とし穴にはまってしまった。トラフィックにつかまり最初のアタックで失敗、2度目はアンダーステアでタイムが伸びず16位。厳しい中団勢での争いは一瞬たりとも油断はできないことを思い知らされた。そしてレースではスタート早々にトラフィックに埋もれ、接触ののちリタイア。やはりミッドフィールドでは気が抜けないということが身にしみてわかったことだろう。チームメイトのダニール・クビアトは予選12位から7位入賞。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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10/10前戦イタリアGPを最後にウィリアムズ・ファミリーが去ったウィリアムズは、暫定的にサイモン・ロバーツをチーム代表に昇格させ、新体制での初戦に臨んだ。トスカーナGPの予選では、ジョージ・ラッセル(写真)がダートに片側2輪を落としながらもクラッシュを避け、18番手タイム。僚友ニコラス・ラティフィはひとつ後ろからスタートすることに。ラティフィはセーフティーカー明けのリスタートでクラッシュしてしまいリタイア。ラッセルは赤旗中断後に入賞圏に入り自身初得点の可能性もあったが、終盤ポジションを落としてしまい、キャリアベストタイの11位完走で終わった。(Photo=Williams)

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