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1/8F1第17戦アメリカGPを制したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(写真左から2番目)、2位に入ったメルセデスのルイス・ハミルトン(同左端)、3位でレースを終えたレッドブルのセルジオ・ペレス(同右から2番目)、そしてレッドブルを代表して表彰台にあがったホンダF1の山本雅史マネージングディレクター(同右端)。アメリカでのホンダの優勝は、1991年のアイルトン・セナ以来となる。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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2/8スタート直後、急坂を駆け上るターン1に向けてトップを奪ったメルセデスのハミルトン(写真先頭右)。今季9回目のポールポジションを奪ったフェルスタッペン(同左)は2位に落ち、その後の作戦でリスクをとらざるを得なくなる。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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3/8レッドブルのフェルスタッペン(写真前)は、スタートで2位に落ちるも、レース序盤の10周目にタイヤ交換を済ませ、ハミルトン(同後ろ)の前に出ることができた。このアンダーカットまでは良かったのだが、その後のタイヤ交換作戦で妥協せざるを得ず、最後は8周分フレッシュなタイヤを履くハミルトンに苦しめられた。1.3秒差で逃げ切りチェッカードフラッグ、今季8勝目を飾り、ハミルトンに対するポイントリードは6点から12点に広がった。なおレッドブルにとっては通算200回目となる節目のポディウムとなる。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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4/8予選で0.209秒及ばず2位に終わったメルセデスのハミルトン(写真)。「スタートのターン1に向けて全力で臨む」と誓ったレースでは有言実行でトップを奪ったものの、ペースではレッドブルのほうが速かった。高いタイヤマネジメント力を生かし、最後のスティントで全力を出す作戦に打って出るも力及ばず2位。フェルスタッペンに12点差をつけられ残り5戦に向かう。メルセデスのもう一台、バルテリ・ボッタスは、信頼性に疑いがあるとされるパワーユニット(V6エンジン)を交換し、予選4位ながら5グリッド降格で9番グリッドからスタート、6位でレースを終えた。(Photo=Mercedes)
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5/8初日から好調、2回のプラクティスでトップタイムをマークしたレッドブルのペレス(写真)。予選では雨が降り出すなかでタイムアップを果たせず3位、またレースでもフェルスタッペン、ハミルトンから40秒以上離されてのゴールと優勝を狙うまではいかなかったが、次の母国メキシコGPに向けて良い結果を残すことはできた。ドリンクボトルの故障で終始水分補給できないというタフなレース、「最後はヘトヘトになった」とは本人の弁。ドライバーズチャンピオンシップではランド・ノリスを抜き4位に上がった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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6/8コンストラクターズランキングで3位のマクラーレンに7.5点差をつけられていたフェラーリは、シャルル・ルクレール(写真)が4番グリッドから4位入賞。一方カルロス・サインツJr.は、5番グリッドながらソフトタイヤスタートというハンディを背負い苦戦、マクラーレンのダニエル・リカルドとメルセデスのボッタスに先を越され、7位でフィニッシュとなった。マクラーレンとのポイント差は3.5点と、接戦が続いている。
(Photo=Ferrari) -
7/8予選でフェラーリに前を取られたマクラーレン勢は、なんとしても赤い軍団の一角を切り崩そうとスタートに賭けた。6番グリッドのリカルド(写真)が斬り込み隊長としてサインツJr.を抜き5位に上がり、その順位をキープしたままゴール。ノリスは7番グリッドからボッタスにかわされ8位入賞となった。なお、アメリカNASCARシリーズのレジェンド、デイル・アーンハート・シニアをリスペクトするリカルドは、イタリアGP優勝のご褒美に、マクラーレンCEOのザック・ブラウンが所有するアーンハートの1984年シボレーをドライブする機会に恵まれ、はち切れんばかりの笑顔を振りまいていた。(Photo=McLaren)
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8/8アルファタウリの角田裕毅(写真前)は、日本GPで使う予定だった、紅葉模様のスペシャルヘルメットでアメリカGPに臨んだ。2戦連続で予選Q3に進出し10番グリッドを獲得。前戦トルコGPでは雨で痛恨のスピン、14位で無得点に終わっていたが、今回は蹴り出しの良いソフトタイヤスタートというアドバンテージを生かし8位にジャンプアップ、さらにメルセデスのボッタスに対するディフェンシブなドライビングなどを披露し、成長の一端をみせた。8月のハンガリーGP以来となる9位入賞。このまま来季に向けて良い調子でシーズンを終えたいところだ。チームメイトのピエール・ガスリー(写真)は、8番グリッドからスタートし、サスペンショントラブルでリタイア。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)

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