-
1/8F1第7戦モナコGPを制したレッドブルのセルジオ・ペレス(写真手前中央)、2位でレースを終えたフェラーリのカルロス・サインツJr.(同左)、3位に入ったレッドブルのマックス・フェルスタッペン(同右)。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
2/8大雨に赤旗中断、予定していた78周をまっとうできず、64周で真っ先にチェッカードフラッグを受けたペレス(写真)。中低速のモンテカルロではフェラーリに分があると思われたが、レッドブルはペレスがけん引役を務め、予選ではフェルスタッペンを上回る3位。Q3の最後、トンネル手前の「ポルティエ」でクラッシュしてしまい、フェルスタッペンのアタックも邪魔してしまったものの、この週末に「RB18」をうまくドライブできたのはペレスだったことは明らかだ。レースでは早めのインターミディエイトへのスイッチが奏功し首位へ。終盤はタイヤに苦しむもトップを死守し、今季初優勝を飾った。ドライバーズランキングは1位フェルスタッペンの15点後方、3位につけている。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
3/8フェラーリのサインツJr.(写真)は2位フィニッシュ。予選Q3最後のアタック中、前でクラッシュしたペレスを避け切れずレッドブルにヒットしてしまい2位。僚友シャルル・ルクレールに比べ、オーバーステア傾向のフェラーリを手なずけるのに苦労している今シーズンだったが、予選ポジションが何よりも大事なモナコでフロントロー独占に貢献し、レースでの仕事ぶりに期待がかかった。だがレースでは終始2位をキープするも、ピットアウト後のトラフィックにつかまりペースが上げられず、初優勝までは届かなかった。(Photo=Ferrari)
-
4/8ポイントリーダーとしてモナコに入ったレッドブルのフェルスタッペン(写真)。フロントの入りが悪い「RB18」に苦戦したことがペレスとの大きな差につながってしまったようだ。3回のプラクティスではチームメイトに先を越され続け、また予選でもフェラーリの2台、ペレスに次ぐ4位。レースではピット戦略も助けとなり3位表彰台でゴールしポイントリードは堅持したままだが、2位ルクレールとは9点、ペレスとはたった15点しか離れていない。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
5/8またも母国優勝ならずとなったモネガスク(モナコ人)、ルクレール(写真右)。初日からノーミスで快調に周回を重ね、予選では3戦連続のポールポジションを獲得。しかし雨で荒れたレースでは、タイヤ交換のタイミングを誤り、1位から一気に4位まで落ちてしまった。レース後、「ミスは起こりうるものだが、今日は多すぎた」とチームを引き締めるようなコメントを残したルクレール。2018年のデビュー以来モナコGPでチェッカードフラッグを受けたことがなく、特に昨シーズンは予選のクラッシュの影響でポールからスタートできず悔しい思いをしていた彼だったが、当然、4位フィニッシュに満足しているはずはない。(Photo=Ferrari)
-
6/8メルセデスのジョージ・ラッセル(写真前)は、6位スタートから5位フィニッシュ。ウエットタイヤから、インターミディエイトではなく一気にドライのハードにスイッチしたのが奏功し、前でスタートしたマクラーレンのランド・ノリスを抜くことに成功した。これで今季7戦すべてでトップ5以内でフィニッシュ。移籍したばかりのメルセデスでは抜群の安定感でチームに貢献し、自身のドライバーズランキングでも4位につけている。チームメイトのルイス・ハミルトンは予選8位、レースではフェルナンド・アロンソのアルピーヌの“タイヤセーブ走行”に付き合わされて前を抑えられ、8位でゴールした。(Photo=Mercedes)
-
7/8モナコ2勝のアロンソ(写真前)は7位フィニッシュ、チームメイトのエステバン・オコンは12位完走という結果に終わったアルピーヌ。2台そろって予選Q3に進出し、アロンソはQ3最後のアタックで集中力を切らし「ミラボー」コーナーで壁に突っ込むも7位の座を獲得。レースでは、中断後「タイヤをセーブするため」(アロンソ)に周囲より遅いペースで走り後続車をイラつかせたが、追い抜き困難なモナコ、そのポジションを守り切るのは、元王者にはたやすかっただろう。チームはコンストラクターズランキング現在6位、5位のアルファ・ロメオとはわずか1点差だ。(Photo=Alpine F1)
-
8/8アルファタウリの角田裕毅(写真前)は最後尾17位完走。予選ではQ3進出を逃し11位。レースでは11位キープから、早々にウエットタイヤからインターミディエイトに交換し順位を落とし、さらにハードからミディアム、最後にソフトとタイヤを履き替えるも、結局下位集団から抜けられなかった。チームメイトのピエール・ガスリーは、予選Q1中に角田がガードレールにタイヤをヒットさせたことで出た赤旗後、セッション再開のピットアウトが遅れて時間切れとなり17位と下位からスタート。こちらは2周してインターに履き替えるというアグレッシブなタイヤ交換作戦が奏功し、11位まで挽回してレースを終えた。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)

bg
自動車ニュースの新着記事
-
フェラーリが往年の名車「F40」をイメージしたワンオフモデル「SC40」を発表NEW 2025.10.21 伊フェラーリは2025年10月17日(現地時間)、同社のスペシャル・プロジェクト・プログラムにより製作されたワンオフモデル「フェラーリSC40」を発表した。往年のスペチアーレ「F40」を思わせるデザインが採用されている。
-
BYDがBEV「シール」の一部仕様を変更 後輪駆動車は500万円を切る新価格にNEW 2025.10.21 BYDオートジャパンは2025年10月21日、電気自動車「BYD SEAL(シール)」の一部仕様を変更し、新価格を適用すると発表した。後輪駆動車は500万円を切る価格となる。同年10月30日に販売を開始する。
-
トヨタが新型クロスカントリーモデル「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開 2026年に発売を予定NEW 2025.10.21 トヨタ自動車は2025年10月21日、新型クロスカントリーモデル「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開した。「悪路走破性と機動性」と「コンパクトだからこその気軽さ軽快さ」を両立させたモデルで、日本での発売は2026年の年央を予定している。
-
【F1 2025】第19戦アメリカGPでフェルスタッペンが独走で今季5勝目 ノリス2位、ピアストリ5位でチャンピオン争いは三つどもえの戦いに 2025.10.20 F1世界選手権第19戦アメリカGP決勝が、2025年10月19日(現地時間)、アメリカはテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(5.513km)を56周して行われた。レースの結果とポイントランキングを報告する。
-
【SUPER GT 2025】第7戦オートポリスで山本尚貴/牧野任祐組のNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTが今季初勝利 CIVIC勢は表彰台独占 2025.10.19 2025年10月19日、国内最高峰レースであるSUPER GTの2025年シーズン第7戦が大分県のオートポリスで開催された。GT500クラス、GT300クラスともに、その結果を報告する。
新着記事
-
NEW
トヨタ・カローラ クロスGRスポーツ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.10.21試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジに合わせて追加設定された、初のスポーティーグレード「GRスポーツ」に試乗。排気量をアップしたハイブリッドパワートレインや強化されたボディー、そして専用セッティングのリアサスが織りなす走りの印象を報告する。 -
NEW
SUVやミニバンに備わるリアワイパーがセダンに少ないのはなぜ?
2025.10.21あの多田哲哉のクルマQ&ASUVやミニバンではリアウィンドウにワイパーが装着されているのが一般的なのに、セダンでの装着例は非常に少ない。その理由は? トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
2025-2026 Winter webCGタイヤセレクション
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>2025-2026 Winterシーズンに注目のタイヤをwebCGが独自にリポート。一年を通して履き替えいらずのオールシーズンタイヤか、それともスノー/アイス性能に磨きをかけ、より進化したスタッドレスタイヤか。最新ラインナップを詳しく紹介する。 -
進化したオールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2」の走りを体感
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>欧州・北米に続き、ネクセンの最新オールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2(エヌブルー4シーズン2)」が日本にも上陸。進化したその性能は、いかなるものなのか。「ルノー・カングー」に装着したオーナーのロングドライブに同行し、リアルな評価を聞いた。 -
ウインターライフが変わる・広がる ダンロップ「シンクロウェザー」の真価
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>あらゆる路面にシンクロし、四季を通して高い性能を発揮する、ダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」。そのウインター性能はどれほどのものか? 横浜、河口湖、八ヶ岳の3拠点生活を送る自動車ヘビーユーザーが、冬の八ヶ岳でその真価に触れた。 -
第321回:私の名前を覚えていますか
2025.10.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。24年ぶりに復活したホンダの新型「プレリュード」がリバイバルヒットを飛ばすなか、その陰でひっそりと消えていく2ドアクーペがある。今回はスペシャリティークーペについて、カーマニア的に考察した。
注目のキーワード
注目の記事
-
この冬注目のオールシーズンタイヤと最新スタッドレスタイヤをwebCGが独自にリポート。 特集
-
クルマ好きなら試してみたい旬のタイヤとアクセサリー。webCGのイチオシはこれだ! 特集
-
ルノーは燃費だけのハイブリッドはつくらない。最新の「ルーテシア」をドライブした。 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキング自動車ニュース
-
ホンダの「スーパーカブ110」「クロスカブ110」シリーズが新価格に 2025.10.16 自動車ニュース
-
ホンダが原付一種の新たな区分基準に適合する新型バイク4モデルを発表 2025.10.16 自動車ニュース
-
トヨタはセンチュリーとレクサスの新たなコンセプトモデルを披露【ジャパンモビリティショー2025】 2025.10.15 自動車ニュース
-
スズキが「ジムニー」「ジムニー シエラ」を仕様変更 ACC搭載とともに価格アップ 2025.10.15 自動車ニュース
-
スバルが「STI」のコンセプトカーと「ウィルダネス」モデルを出展【ジャパンモビリティショー2025】 2025.10.15 自動車ニュース