シン・モーターファンフェスタ2026の会場から
2026.04.24 画像・写真クルマの面白さを肌で感じられる春の恒例イベント「シン・モーターファンフェスタ2026」が2026年4月19日、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイで開催された。タイトルに「シン」が付いたのは、今年10周年を迎え、さらなるコンテンツの強化を図るという意気込みを示したものだそうだ。
それもあって、広大な富士スピードウェイの施設のあちこちに、クルマ好きのハートをつかむコンテンツが充実。クラシックカーから最新モデルまでの展示や、新型車大試乗会、スペシャルゲストによるトークショーはもちろんのこと、レーシングカーによるデモランの内容も充実。そして、「スズキ・スイフト」や「アルピーヌA110」、「RAYS」ホイールなどのオーナーズミーティングもより多彩に展開されるなど、すべてを味わい尽くすのは一日では困難と感じさせるほどの内容だった。
そんな主催者側の思いが伝わったのか、来場者数も前年を1万人以上も上回る3万5828人と、大盛況となった。天候にも恵まれ、多くの来場者がクルマの魅力を堪能した会場の模様をお届けしよう。
(文と写真=大音安弘)
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1/30モーターファンフェスタ名物の「スーパーグリッドウォーク」では、お目立てのマシンを見たいというワクワクした気持ちに包まれた観客の長蛇の列に圧倒された。普段は立ち入ることができないホームストレートの景色を楽しみつつ、最新モデルや新旧レーシングカーの鑑賞を楽しんだ。
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2/30ここからは「スーパーグリッドウォーク」を飾った名車たちを紹介。かつてJGTCに参戦していたチームタイサンの「フェラーリF40」。その後もイベント展示等で活躍していたこともあり、多くの人の記憶に残る一台。チームタイサンを率いた千葉泰常さんは、2024年6月にお亡くなりになってしまったのが残念。マシンを彩るレースアンバサダーは、安西茉莉さんだ。
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3/30「CUSCO SUBARU IMPREZA GT300」。ラリーで活躍していた「インプレッサWRX STi」でSUPER GTに挑んだCUSCOの記念すべきモデル。レースアンバサダーは、2026年のSUBARU BRZ GT GALS BREEZEの一員として活動する桜田莉奈さんだ。
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4/30トヨタ初のレーシングカー「トヨタ7」。展示車は、自然吸気5リッターV8エンジンを搭載したモデル。ピット内でエンジン始動も行われ、集まったクルマ好きたちを喜ばせた。レースアンバサダーは、今期、TGR TEAM au TOM‘Sで活動する森谷花香さんだ。
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5/30セミワークス仕様に仕立てられた「スカイラインGT-Rハードトップ」。1972年3月に行われた富士300キロレースにて、通産50勝目を記録した際の仕様を再現。当時のドライバーは、多くのファンに愛された名レーサー、高橋国光選手。レースアンバサダーは、今期SUPER GT500クラスに参戦するTEAM IMPALを応援する、TRSアンバサダーの志賀ありささん。
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6/30「スーパーグリッドウォーク」には、国内外の最新モデルも並ぶ。高級車やスーパーカーだけでなく、ピュアライトウェイトスポーツである「ケータハム・スーパーセブン2000」なんて変わり種も……。
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7/30モーターファンフェスタ名物となっている「D1GPエキシビションマッチ ラウンドゼロ」に参戦する車両も展示。金田義健選手がドライブする「Cusco ADVAN GRヤリス」は、FR化のために、縦置きに変更したエンジンルームを観察することができた。
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8/30「D1GPエキシビションマッチ ラウンドゼロ」出場選手との交流も「スーパーグリッドウォーク」の楽しみのひとつ。ファンとの記念撮影に応じる、Mind Control Racing SHIBATIREの横井昌志選手。
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9/30IMSA参戦のために開発された「マツダRX-7 92P」。同車は、4ローターを搭載したプロトタイプレーシングである「マツダ787B」と同じエンジンを仕様変更して搭載しているのが特徴。こんな貴重なモデルを見られるのも、同イベントの魅力のひとつだ。
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10/30発売目前とうわさされる新型「マツダCX-5」も展示されていた。世界的にもマツダの主力車種であり、日本でも人気のため、注目度も高かった。日本仕様のサプライズ展示を期待したのだが、展示車は左ハンドル仕様の海外仕様だった。
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11/30ヒョンデの個性派EVスポーツカー「アイオニック5 N」は、土屋圭市さんと共同開発した「DKエディションパッケージ」装着車を展示。同パッケージは、購入済みのアイオニック5 Nにも装着可能とのこと。程度の良い中古のアイオニック5 Nを手にして、カスタムするのもアリ。ドリキンによる新たな走りの世界を体感してみてはいかがだろう。
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12/30Aパドックでは、国内外の自動車ブランドが多彩な新車たちを展示。発売とともに爆発的な人気となっている5ドアクロカンの「スズキ・ジムニー ノマド」は、用品装着車が展示された。現在、ノマドの受注は再開されているが、改良型の発売は、7月1日となるため、まだまだ納期は長くなりそうだ。
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13/30スポーツカーを中心に展示していた、ホンダブースの最大の目玉は、5月下旬発売のコンパクトスポーツEV「スーパーONE」。CEV補助金などを受けることで、想像以上に現実的な価格となるとのうわさもあるからか、来場者の関心も非常に高い様子だった。
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14/30トヨタは、スポーツカーブランド「GR」にスポットを当てた展示に。入門スポーツとして開発中の「GR KART」は子どもたちからの関心も高かった。運搬性にも考慮し、ミニバンの「ノア」や「ヴォクシー」に、分解することなく搭載可能。40万円を切る価格を目指して、現在開発中とのこと。
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15/30BYDは、今夏発売を予定している軽スーパーハイトワゴンタイプのEV「ラッコ」を展示。BYDのオーナーズミーティングの参加者には、静止状態ではあるものの、乗車体験がプレゼントされた。最新情報によれば、全車、両側電動スライドドアが標準装備とのことだ。
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16/30ランボルギーニは、ピットをショールームに見立てて、創業60周年を記念した同社初のPHEVスーパースポーツ「レヴエルト」と、その第2弾となる「テメラリオ」などを展示。さらにショートコースでは、最新SUV「ウルスSE」の試乗会も実施した。
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17/30スペシャルゲストによるトークショーも、モーターファンフェスタ名物のひとつ。屋内会場で開催された「MFIカースタイリングテクニカルセミナー」には、日産自動車やアウディで活躍したカーデザイナー和田 智さんが登壇し、カーデザインの世界について語った。
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18/30横浜ゴムは、親子カート教室を開催。子どもたちに、ブレーキの重要性から運転する楽しさまで、クルマの魅力を伝えた。ここから将来のF1ドライバーが登場するかも!
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19/30ホイールブランド「RAYS」のファンミーティング会場では、D1GPに参戦するTeam TOYO TIRES DRIFTのレーシングドライバーなどによるトークショーを開催。軽量なだけでなく、ドリフトという厳しい競技環境を支えるRAYSホイールの特長や魅力などが語られた。
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20/30「RAYS FAN MEETING」の恒例となった、充実のホイールラインナップ展示。お気に入りのデザインやカラーを自ら探すだけでなく、RAYSのスタッフも常駐しているため、愛車のホイール選びの相談ができるのもうれしい。
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21/30「RAYS FAN MEETING」には、朝の時点で719台が集結。「日産スカイラインGT-R」や「トヨタ・スープラ」、「ホンダNSX」といったスポーツカーばかりでなく、「ダイハツ・ミラ」や「ホンダS660」といった軽乗用車から、「ジープ・グラディエーター」「トヨタ・ハイラックス」などのピックアップトラックまで、ドレスアップされた多彩な愛車たちの姿を鑑賞するだけでも、おなか一杯になれる楽しさがあった。
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22/30「RAYS FAN MEETING」の参加車両の一台である「トヨタ・スープラ(A80)」には、クラシックモデルとなる「ボルクレーシング グループC」が装着されていた。バブル期をほうふつとさせるさり気ないエアロデザインと現代的なGTウイングのマッチングも見事だ。
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23/30スバルは、STIコンプリートカー「STI Sport#」シリーズ初のMTモデル「WRX STI Sport#」に試乗できるという貴重な機会を提供。ジャーナリストやメディア関係者だけでなく、スバルの関係者でもひと握りの人しかステアリングを握ったことがないモデルだけに、試乗できた人は非常に幸運だった。同車は、2026年5月17日まで購入申し込みを受け付け中。後日、抽選が行われ、購入者が決定される。今回もものすごい争奪戦になりそうだ。
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24/30普通のクルマではあるものの、人生で数回しか見たことないため筆者が注目してしまったのは、金色がまぶしい「オートザム・クレフ」。マツダの多チャンネル戦略で生まれた「マツダ・クロノス」の姉妹車だが、どちらも超レア車である。奥にあるのは、やはり、マツダの個性派4ドアハードトップ「ペルソナ」……かと思いきや、よりレアな姉妹車「ユーノス300」だった。こんなクルマと出会えてしまうのも、このイベントのすごいところ。
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25/30日本が世界に誇る名車「トヨタ2000GT」もAパドック内に展示されていた。子どもたちからも人気が高く、人数限定ながら、中学生以下を対象とした同乗試乗も行われた。きっと一生の思い出となることだろう。
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26/30三菱自動車の4WD技術を体感できる「登坂キット同乗体験」も人気コンテンツのひとつ。今年は、マイナーチェンジを受けて大きく進化した「デリカD:5」が試乗車に使われた。ドライバーの一人は、同社で今も活躍するラリースト、増岡 浩さんだ。
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27/30数あるオーナーズミーティングのなかで、唯一特等席といえるAパドックで開催されたのが、「アルピーヌA110オーナーズミーティング」だ。イメージカラーのブルーが中心だが、さまざまな色が選択可能なモデルでもあるため、珍しい色の個体も含まれていた。魅力的なフランス製スポーツカーだけに、2026年3月末の国内受注終了が惜しまれる。
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28/30第2回目となる「BYDオーナーズミーティング」にはBYD車約150台が集結した。その締めくくりは、レーシングコース最後のコンテンツとなるパレードランだ。新興ブランドながら、参加台数を初回の約2倍となるほど大きく増やしたが、その枠もすぐ埋まってしまったという。
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29/30日本が生んだモータースポーツ「ドリフト」は、モーターファンフェスタの目玉のひとつ。「D1GPエキシビションマッチ ラウンドゼロ」の追走決勝の様子。Team TOYO TIRES DRIFT 2の「TOYO TIRES DRIFT GR COROLLA」を操る松山北斗選手と広島トヨタ TEAM マッハ✕DROO-Pの「HT・マッハ・DUNLOP 86」を操る石川隼也選手のバトル。勝利の女神は、松山選手にほほ笑んだ。
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30/30ホンダ初のタイトル獲得車である「ウィリアムズ・ホンダFW11」のデモランも披露された。初のコンストラクターズチャンピオン獲得40周年となる記念走行でステアリングを握ったのは、二輪と四輪の両方のレースで活躍した元レーシングドライバーの宮城 光さん。
