サンヨー「miniGORILLA」測位性能【PNDテスト】
2007.04.21 自動車ニュース【PNDテスト】サンヨー「miniGORILLA」測位性能を試す
コンパクトで安い「簡易型カーナビ」としていま話題沸騰の「PND」(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)だが、気になるのは実用に使えるのか?ということ。
「カーナビの達人」による徹底比較テスト。サンヨー「miniGORILLA」の測位性能を試した結果は……。
4:測位性能
▼サンヨー「miniGORILLA」NV-SD10DT
9万1350円(実勢価格は6万円前後)
ハイブリッド測位ではないが、優れた測位性能
CD-ROM時代からDVD〜HDD、そしてメモリーナビに至るまで長年、ポータブルナビを中心に商品展開してきたサンヨーだから、GPSだけの測位にノウハウがあるようで、ハイブリッド測位でないにもかかわらず、優れた測位性能を示す。
空が開けた道を走っているぶんには、自車マークは道路上にマッチング。停車するとほどなく三角形の自車マークが点に変わるが、位置がぶれることもなく、停車した地点に止まっている。これはマルチパスの影響を受けやすい高層ビル街でも変わらない。
新宿西口地下ロータリーに向かう。トンネル内に入っても、すぐに自車マークがピタリと動かなくなるわけではなく、一定の距離は自車マークが動いたまま、道路上をトレースする。
さすがに出口までは持たず、トンネル内で自車マークは動かなくなったが、ロータリーを周回中にGPSの捕捉が復活し、トンネルに再突入する前には正確な位置と方向を示した。
高架の高速と上下に並行する一般道でも、自車マークの動きが止まってしまうことは割合少ない。が、下の道を走っていても、高速道路上にマッチングしやすい傾向がみられた。一度マッチングすると、なかなか元に戻ることがないのは、やや気になる部分ではある。
(文と写真=石田 功)
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