インディジャパン目前! 5人のレーサーが抱負を語る
2007.04.18 自動車ニュースインディジャパン開幕目前! 5人のレーサーが抱負を語る
IRLインディカーシリーズ第3戦「ブリヂストン・インディジャパン300マイル」の開催をひかえた2007年4月17日、本田技研工業は都内でプレスレセプション開いた。
■歴代チャンピオンが揃い踏み
レセプションには、レースにエンジンを供給するホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントのロバート・クラーク社長のほか、5人のレーサーが出席した。
有力チームといわれるチーム・ペンスキーのサム・ホーニッシュ・ジュニア(01/02/06年チャンピオン)とエリオ・カストロネベスをはじめ、チップ・ガナッシ・レーシングのダン・ウェルドン(05年チャンピオン)とスコット・ディクソン(03年チャンピオン)、スーパーアグリ・パンサー・レーシングの松浦孝亮が姿を見せ、4月21日に開催される決勝に向けて、抱負などを語った。
ミスター・インディカーともいわれるホーニッシュ・ジュニアは、ツインリンクもてぎでの優勝経験がなく、「このチャレンジングなコースでぜひとも勝ちたい」と意気込んだ。
チームメイトのエリオこそは、昨年のインディジャパン優勝者。勝つたびにフェンスを登るパフォーマンスで知られ、「今年も昨年と同じことをやれればいいね」と笑顔。
チップ・ガナッシの2人は、チャンピオン経験者同士。「お互いの関係はうまくいくのか?」との質問に、「相手がライバルなので、自分にとって励みになる」「協力することが大切」と、そろってコメントした。
昨シーズン2位に終わったダン・ウェルドンにとって、もてぎはインディ初勝利の地。一方のスコット・ディクソンは、小さいころに家族と来日した経験があるという。過去のインディジャパンについては、「六本木の夜が思い出深いなぁ!」
■松浦、母国のレースに「不安なし」
唯一の日本人ドライバー松浦孝亮も姿を見せた。これまで1、2戦とも、ジェフ・シモンズとの接触でリタイア。「もてぎは、彼さえいなければ勝てるでしょう」と会場の笑いをさそった。
まだ結果が出ていないことに「不安はない」と明言しつつも、ひさびさに帰国してまず何をしたかとの問いには「神だのみです」。すでに墓参りと熱田神宮(名古屋市)の参拝を済ませたという。
マスコミからの質問で最も多かったのは、エンジンに関するものだった。
今シーズンからエタノール100%の燃料が採用され、従来のメタノール混合燃料に比べて、パワーダウンが懸念されるからだ。しかし、ドライバーは「何の変化も感じない」と異口同音。むしろ、排気量が3リッターから3.5リッターになったため、低速トルクが増して運転はエキサイティングになったという意見が聞かれた。
燃費向上にともなって、ガソリンタンクは30ガロンから22ガロンに縮小。ピットワークが勝負のカギを握るなど、新たな見どころもあるという。
そのインディジャパンは、今週末、2007年4月21日に決勝戦を迎える。
(webCG 関)
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