今年のジュネーブはアルコールくさい!?【ジュネーブショー07】

2007.03.07 自動車ニュース 大川 悠
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【ジュネーブショー07】今年のジュネーブはアルコールくさい!?

2007年3月6日、第77回ジュネーブ国際自動車ショーが、プレスデイで開幕した。
現地からのリポート第1弾は、ショー全体に漂う「エコ」の空気について。

■新しい時代に生き残る技術を展示

アルコールの匂いにあふれて、ジュネーブショーはオープンした。プレスのために各ブースで用意されたワインやビールのせいではない。ついでに言うなら、天然ガスや水素、軽油から電気の匂いまで混ざっていたと言えばお分かりだろう。化石燃料からの決別と、温暖化との戦いが錦の御旗になったいま、もう自動車メーカーもエコという言葉なしには生き延びられないことに納得したのだ。

実際、今年のジュネーブは異常な暖かさだった。年によっては雪のために交通機関が混乱することもあったのに、ジュネーブの町の彼方に見えるアルプスは、その頂上付近だけが白いほどだった。やはり確実に地球が暖まっている、それが会場に集まった自動車関係者誰もが感じたはずである。

だから各スタンドでは新しい時代に生き残るための様々な努力がみられた。多分一番多かったのはバイオ系燃料対策だっただろう。つまりは主役がエタノールというわけで、だからアルコールくさいショーというわけだ。

(文と写真=大川悠)


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「サーブ9-3バイオ」。無数に見られたバイオエンジンつき市販車のひとつ。サーブは一連のクルマでこの仕様を並べていた。
「サーブ9-3バイオ」。無数に見られたバイオエンジンつき市販車のひとつ。サーブは一連のクルマでこの仕様を並べていた。

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