【F1 2006】ルノー、フィジケラのチームメイトは新人コバライネン
2006.09.07 自動車ニュース【F1 2006】ルノー、フィジケラのチームメイトは新人コバライネン
ルノーF1チームは、2006年9月6日、2007年シーズンのドライバーラインナップを発表した。
■ベテランと新人のコンビで
既に残留が決まっていたジャンカルロ・フィジケラのパートナーは、現テストドライバーのヘイッキ・コバライネンがつとめることとなった。
またテストドライバーは、トヨタからリカルド・ゾンタが移籍、加えて今年GP2に参戦しているネルソン・ピケJr.が迎え入れられる。
さらに、チームを統率するフラビオ・ブリアトーレの残留も明らかにされた。ブリアトーレとは2008年までの契約を結んだ模様だ。
フェルナンド・アロンソというチームの要がマクラーレンへと旅立つ2007年、チームはマネージメント体制の安定をアピールするとともに、ベテランと勢いある新人ドライバーを組み合わせ、トップランカーとしての地位を守らんとしている。
■マクラーレン、フェラーリの動向
なお、アロンソ離脱後の穴を埋めるべく、マクラーレンからキミ・ライコネンを引っ張ってこようとしていた(らしい)ルノー。今回の発表で“三強チーム”のひとつの席が埋まったことになるが、気になるのはマクラーレン、フェラーリの動向だ。
今週末開催のイタリアGP前後にラインナップ発表と見られているフェラーリだが、ライコネンの移籍がいよいよ発表か、と注目が集まっている。
いっぽう引退か残留かに揺れるミハエル・シューマッハーだが、去就については依然先行き不透明。つまりフェリッペ・マッサの立場もどうなるかわからない。
マクラーレンは、アロンソの相方が未発表のまま。ルーキーとしてルイス・ハミルトンやゲイリー・パフェットを起用することも噂にのぼるが、両者とも将来を期待されるドライバー、準備不足のまま実戦デビューすることを心配する意見もある。
もちろん、レギュラードライバー2人とも新しいということは、チームの安定性に少なからず影響が出る可能性もあるだろう。
(文=webCG 有吉/写真=Renault)
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