MINEサーキット、マツダの自動車試験場として再出発
2006.01.18 自動車ニュースMINEサーキット、マツダの自動車試験場として再出発
広島県に本拠を置くマツダは、お隣の山口県にあるMINEサーキットの土地・建物を取得し、同社の自動車試験場とすることを、2006年1月17日に発表した。
フォーミュラ・ニッポンなど国内レースの舞台として利用されてきた山口県美祢市にあるMINEは、1970年代初頭に誕生。何度か名を変えレイアウトを変えオーナーを変えながらも、西日本を代表するコースとして数々のレースを開いてきた。
最近では、オーナー会社のセントラルパーク山口が民事再生手続きに入ったことで、2003年に玩具メーカーのタカラの子会社チョロQモーターズへ所有権がわたったが、タカラとトミーが合併する3月を前に、不採算部門のMINE売却が決定。今回、買い手としてマツダが名乗りをあげた。
マツダは今後、サーキット跡地に、広島にある「三次自動車試験場」に次ぐ第2の試験場として「美祢自動車試験場」を開設。
ロールオーバーなどの限界性能評価に用いる大型旋回場や、スラローム性能評価用の高速平坦路、欧州向け車両のハンドリング性能評価に使う中速ハンドリング路、ブレーキなどを総合評価する高速登坂路・人工低μ路を増設して、6128.91平方メートルの土地を再利用する。
さらに、ホンダのツインリンクもてぎなどに見られる、安全運転教室などにも活用していく予定という。
(webCG 有吉)
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