トヨタ&ダイハツが共同開発、小型SUV「トヨタ・ラッシュ」「ダイハツ・ビーゴ」発売

2006.01.17 自動車ニュース

トヨタ&ダイハツが共同開発、小型SUV「トヨタ・ラッシュ」「ダイハツ・ビーゴ」発売

トヨタ自動車とダイハツ工業は、両社共同で開発したコンパクトSUV「トヨタ・ラッシュ」「ダイハツ・ビーゴ」を、2006年1月17日に発売した。

■開発、生産はダイハツ、売るのは……

2004年6月デビューの「トヨタ・パッソ」「ダイハツ・ブーン」以来(それ以前からもだが)共同開発を積極的に実施しているトヨタとダイハツ。トヨタが音頭を取り、ダイハツが開発、生産を担当、パッソ&ブーンは両ブランドで販売(パッソの方が売れているのはいうまでもないが)、昨年末発売された「bB」はトヨタ車としてのみ販売、という両社の関係のなかで、トヨタ・ラッシュ&ダイハツ・ビーゴが誕生した。

1997年に登場した「ダイハツ・テリオス」、1999年からはOEM「トヨタ・キャミ」としてリリースされた小型ライトクロカンの後継車で、ラッシュ、ビーゴともバッジ以外はほぼ同じ内容だ。

すなわち、全長4m未満のコンパクトなボディのノーズに、1.5リッター直4を縦置きし、メカニカルセンターデフ方式のフルタイム4WDを介し四輪を駆動する、という街乗り重視がほとんどの最近のSUVにあっては硬派なつくり。4段オートマチックトランスミッションのFRも存在、ヨンクでは4段ATに加え5段マニュアルも選べる。

ターゲットは「自分らしさを大切にする若年男女」。若年層を取り込みたいからか、トヨタのサイトでは哀川翔が「キテるねぇ、RUSH/翔ルームへようこそ」とプロモーションしてくれるのがおかしい。

価格は、一部グレードで若干ラッシュの方が高い設定。ラッシュは159万6000円から195万3000円まで、ビーゴは159万6000円から190万500円まで。
月の目標販売台数だが、ビーゴが500台、ラッシュはその3倍の1500台に設定される。生産はダイハツ車体の大分工場で行われる。

■1.5リッター+本格フルタイム4WD

「ビルトインラダーフレーム式モノコックボディ」なるモノコック構造のボディは、全長×全幅×全高=3995×1695×1705mm、ホイールベース=2580mmというディメンションの持ち主で、全体的に先代テリオス/キャミからひとまわり拡大。トヨタ的には、北米寄りに大きくなった「RAV4」のコンパクト版といった感じだ。

セリングポイントのひとつが、高いアイポイントとワイドな視界だ。運転席のヒップポイントを740mm(4WD)に設定。本格ヨンクとなればフロア高は高めにせざるを得ないが、これを見晴らしよいという方向に転換した。

大人4人が快適に過ごせるという車内。ラゲッジスペースは通常時380リッター、6:4分割可倒式リアシートを倒せば755リッターとなる。
レジャー志向の若人には、ラゲッジタイダウンフック(4個)や、アクセサリーソケット(インパネ&デッキサイド)、撥水フルファブリックシートなどでアピールする。

エンジンはbBにも載る「3SZ-VE型」の1.5リッター直4DOHCのみ。109ps/6000rpmのパワーと14.4kgm/4400rpmのトルクもbBと変わらない。

4WDシステムは生活ヨンク以上のレベル。メカニカルセンターデフロックの付いたフルタイム4WDは、発進加速性能や高速安定性に加え悪路走破性も優れるとされ、ぬかるみなどにはまった場合はインパネスイッチで前後輪を直結状態とし抜け出しやすくできるといった芸当も持つ。
メーカーオプションとして車両安定性をコントロールする「VSC」も選択可能。4WD・AT車のVSCには、雪道や坂道で便利な「DAC(ダウンヒル・アシスト・コントロール)制御&ヒルスタート・アシスト・コントロール機能」が備わる。4WDにはリアLSDがオプション設定される。

足まわりは、前マクファーソン・ストラット式、後5リンク式を採用した。

(webCG 有吉)


トヨタ自動車「ラッシュ」:
http://toyota.jp/rush/
ダイハツ工業「ビーゴ」:
http://www.daihatsu.co.jp/showroom/lineup/be-go/

トヨタ&ダイハツが共同開発、小型SUV「トヨタ・ラッシュ」「ダイハツ・ビーゴ」発売の画像

ダイハツ工業の箕浦輝幸社長(写真左)とトヨタ自動車の一丸陽一郎専務は、笑顔で握手。
「ビーゴとラッシュは、従来より一歩進んだOEM。たんなる“完成車のバッジの付け替え”などではなく、企画段階からしっかり両社が考えを出し合って開発した商品なのです」とは箕浦社長の弁だ。

ダイハツ工業の箕浦輝幸社長(写真左)とトヨタ自動車の一丸陽一郎専務は、笑顔で握手。「ビーゴとラッシュは、従来より一歩進んだOEM。たんなる“完成車のバッジの付け替え”などではなく、企画段階からしっかり両社が考えを出し合って開発した商品なのです」とは箕浦社長の弁だ。



トヨタ&ダイハツが共同開発、小型SUV「トヨタ・ラッシュ」「ダイハツ・ビーゴ」発売の画像



トヨタ&ダイハツが共同開発、小型SUV「トヨタ・ラッシュ」「ダイハツ・ビーゴ」発売の画像

エンジンは1.5リッター「3SZ-VE」のみ。

エンジンは1.5リッター「3SZ-VE」のみ。

ラゲッジスペースは、通常時で中型スーツケース4個、またはゴルフバッグ4個を飲み込む広さだという。

ラゲッジスペースは、通常時で中型スーツケース4個、またはゴルフバッグ4個を飲み込む広さだという。



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