日米和親条約150周年「赤レンガ日米モーターショー」開かれる

2004.04.07 自動車ニュース webCG 編集部
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日米和親条約150周年「赤レンガ日米モーターショー」開かれる

2004年4月2日〜4日の3日間、横浜の人気観光スポットとして人気が高い赤レンガ広場/パークを会場に、「赤レンガ日米モーターショー」が開催された。

このイベントは、ペリー提督の黒船来航を機に締結された日米和親条約の150周年を記念する「日米交流150周年」の一環として行われたもの。アメリカ車からはGM、シボレー、クライスラーやハーレーダヴィドソンの各モデル。日本側からは横浜を発祥の地とする日産が参加した。
会場には、各メーカーが出品した最新モデルが並べられるとともに、商談コーナー、日米のクルマの歴史を辿った特別展示コーナーが設けられた。

以下、注目すべき展示車をいくつかピックアップしてみた。

■1937年キャディラックV16シリーズ90

この日のスターだったことは間違いないだろう。アメリカ車ファンらしい人たちがさかんにカメラを向けていた。展示されていたのは1937年に生産された50台のうちの1台とのこと。V16エンジンはキャディラックのほかにもアメリカ車にいくつかの例があるが、キャディラックがもっとも大きな成功を収めた。7023ccの135度V型16気筒エンジンは185bhpを発生する。

■1958年プリマス・ヒューリィ

クライスラーからは、テールフィンが華やかだった時代の代表作であるヒューリィが展示された。高いテールフィンはスポーティさを表現する手法として、この時代のアメリカ車で大流行した。V型8気筒の“318”5210ccエンジンは290bhpを発生した。

■ジープ

ジープは戦中戦後を代表するアメリカ車だ。会場内のダイムラークライスラーのブースには最新のジープも展示されていたから、およそ50年に渡るジープの新旧モデルが顔を会わせたことになる。

■フォード・マスタング

フォードは1964年の初代マスタング・コンバーティブルの横に、最新のマスタング・クーペを並べた。真っ赤なコンバーティブルはなかなかの人気者だった。

■1930年フォード・モデルA

フォードはマスタングのほかに、1930年のモデルAを展示した。モデルTの後を引き継いで1927年に登場したモデルAも、アメリカのクルマを語る上で欠かせない存在だ。

■初代日産フェアレディZ

最新モデルを並べた日産は、初代フェアレディZを持ってきた。アイボリーのこのクルマのまわりにはたくさんの人が集まっていた。

■1938年日産70型

日産自動車は、“ニッサン”ブランドの初代モデルとしてこの1938年70型を展示した。同社の独自モデルではなく、アメリカのグラハム・ページ社の設備を買い取って国産化したモデルだ。3670ccの直列6気筒の83bhpエンジンを搭載する、当時の日本車として大型のクルマだ。1937年(昭和12年)3月に1号車がオフした。

■ハーレーダヴィドソン

いま日本でいちばん売れているアメリカ車といえば、ハーレーダヴィドソンだ。

(SuperCG 伊東)

日米和親条約150周年「赤レンガ日米モーターショー」開かれるの画像



日米和親条約150周年「赤レンガ日米モーターショー」開かれるの画像

【写真上下】1937年キャディラックV16シリーズ90

【写真上下】1937年キャディラックV16シリーズ90

1958年プリマス・ヒューリィ

1958年プリマス・ヒューリィ

ジープ

ジープ

フォード・マスタング

フォード・マスタング

1930年フォード・モデルA

1930年フォード・モデルA

初代日産フェアレディZ

初代日産フェアレディZ

1938年日産70型

1938年日産70型

ハーレーダヴィドソン

ハーレーダヴィドソン