WRCスウェディッシュ・ラリー、ロウブが開幕2連勝!【WRC 04】
2004.02.09 自動車ニュース【WRC 04】WRCスウェディッシュ・ラリー、ロウブが開幕2連勝!
世界ラリー選手権(WRC)第2戦スウェディッシュ・ラリーが、2004年2月6日から8日にかけて、雪のスウェーデンで行われた。シトロエン「クサラWRC」をドライブしたフランス人、セバスチャン・ロウブが、開幕戦モンテカルロに次いで2連勝した。スカンジナビア出身ドライバー以外が同ラリーで優勝したのは初めてのこと。
2位はプジョー「307 WRC」のマーカス・グロンホルム、3位にディフェンディングチャンピオン、スバル「インプレッサWRC2003」のペター・ソルベルグが入った。
雪のラリーとして知られるスウェーデン。滑りやすいコンディションをものともせず、終始安定した走りを見せたのがロウブだった。
初日の第1レグでは、このラリーを得意とするプジョーのグロンホルムがリード。だがデビュー2戦目の307にパワーステアリングトラブルが発生し、フォード「フォーカスRS WRC」のマルコ・マルティンに首位を明け渡した。
しかし、2日目の第2レグで、マルティンは雪の下の岩にフォーカスをヒット。このダメージによりフォードは優勝戦線から脱落した。
ライバルが自滅していくなか、安定感あるロウブがトップに浮上。最終日の第3レグでも波乱は起きず、間もなく30歳になるフランス人ロウブが、うれしい2戦2勝目を飾った。
併催されたプロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)第1戦では、三菱「ランサーエボリューション」駆るフィンランド人、ヤニ・パーソネンが優勝。スバル「インプレッサWRX STi」の新井敏弘は6位でチャンピオンシップポイント3点を獲得した。
WRC、PCWRCとも、次戦は今年からの新顔、メキシコが舞台。3月12日から14日に開催される。
(webCG 有吉)
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