全日本GT開幕戦、スープラV
2003.03.31 自動車ニュース全日本GT開幕戦、スープラV
全日本GT選手権の2003年開幕戦が、2003年3月30日、岡山県のTIサーキット英田(3.703km)を82周して行われた。優勝は、GT500クラスのディフェンディングチャンピオン、エッソウルトラフロースープラ(脇阪寿一/飯田章組)。GT300クラスは、EndlessタイサンアドバンGT3R(余郷敦/浅井亮博組)がポールトゥウィンを決めた。
JGTC開始10年目の今年、GT500クラスのレギュレーションが大幅に変更され、シャシー前後のパイプフレーム化やクラッシャブルゾーン追加、エンジンとトランスミッションのレイアウト制限、フラットボトム化などが課せられるようになった。
各マシンは新規定にあわせニューマシンを投入。スープラは昨年までの2リッター直4ターボから5.2リッターV8ユニットに変え、NSXはエンジン縦置き化&ギアボックス位置変更、GT-Rもトランスミッションの搭載位置をリアに移した。
レースはフォーメーションラップから波乱のスタート。予選2番手のauセルモスープラ(竹内浩典/立川祐路組)がギアを壊し、早々に戦列を去った。以後、トップが頻繁に入れ替わる忙しい展開。残り8周の時点で首位に返り咲いたエッソウルトラフロースープラが制した。
2位はザナヴィニスモGT-R(本山哲/ミハエル・クルム組)、3位はTAKATA童夢NSX (道上龍/セバスチャン・フィリップ組)が入り、表彰台にのぼった。
GT300クラスは、ポールスタートのEndlessタイサンアドバンGT3Rがピットインのタイミングで一時トップを明渡すも、58周目にPLUS eタイサンアドバンGT3R(山路慎一/西澤和之組)を抜き再びクラス1位へ。そのまま優勝を飾った。
2位はタイサンアドバン、3位はRECKLESS MR-S(佐々木孝太/後藤聡組)だった。
(文=webCG 有吉/写真=KLM Photographics J)
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