「ホンダN BOX+」の“車いす仕様車”発売
2012.08.30 自動車ニュース「ホンダN BOX+」の“車いす仕様車”発売
本田技研工業は2012年8月30日、福祉車両の「ホンダN BOX+ 車いす仕様車」「ホンダN BOX+カスタム 車いす仕様車」を発売した。
ホンダの「N BOX+ 車いす仕様車」および「N BOX+カスタム 車いす仕様車」は、軽乗用車の「N BOX+」と「N BOX+カスタム」をベースに、介助者が車いすの積み込みを容易に行えるようカスタマイズされた福祉車両だ。
ラゲッジボードの組み換えなどによりさまざまな荷室アレンジを可能とし、レジャー用途に強みを見せる「N BOX+」だが、そもそもの開発意図は「車いすを積めること」。今回の車いす仕様車は、その点“本命”とも言えるモデルである。
ベース車両と異なる装備は、車体後部から車いすを導き入れるための折りたたみ式スロープや、電動式のウインチベルトなど。乗車後に車いすを固定するためのベルトやフック類も完備する。
インテリアの形式は大きく2種類に分かれており、通常4人掛けで車いす積載時のみ後席を折りたたむタイプと、もとから後席のない「リアシート無しタイプ」が用意されている。
ホンダでは、ベース車両を車いす仕様車に変更するための“後付けキット”も年内に発売する予定だという。
ボディーカラーは、「N BOX+ 車いす仕様車」が全9色(インテリアカラー:ベージュ)で、「N BOX+カスタム 車いす仕様車」が全7色(同:ブラック)。
車両価格に消費税は課税されず、下は「N BOX+ 車いす仕様車 G リアシート無しタイプ」(FF車)の143万円から、上は「N BOX+カスタム 車いす仕様車 G」(4WD車)の185万5000円までとなっている。
(webCG 関)
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